法学部

法学部教授・礒崎初仁が『立法分権のすすめ』を刊行しました

2021年09月22日

 このたび、法学部教授・礒崎初仁(いそざき・はつひと、地方政府論担当)が、『立法分権のすすめ-地域の実情に即した課題解決へ』(ぎょうせい)を刊行しました。

 

【著者メッセージ】

約20年にわたり地方分権改革が進められてきましたが、日本は「分権型社会」になったのでしょうか。

私は、分権改革の効果があらわれない原因が法令の「過剰・過密」にあると考え、今後は、国の法令をスリム化して、自治体の立法権(条例制定権)を拡充する「立法分権」を進めることを提案するため、本書を執筆しました。

人口減少時代の地方創生にも、新型コロナ対策にも、立法分権が必要です。

少し難しい議論が多いかもしれませんが、次代を担う皆さんが、本書を読んで日本のあり方を考えてくれるとうれしいです。

 

【本書の目次】

第1章 分権改革20年・何が変わったか

第2章 なぜいま立法分権か

第3章 法令の過剰過密を検証する

第4章 立法分権をどう進めるか

第5章 立法分権を妨げるものは何か

第6章 議員・職員は条例づくりにどう取り組むか

第7章 新型コロナウイルス対策に立法分権は有効か