国際経営学部
国際経営学部「グローバル経営におけるルール形成戦略」(担当教員:教授 国松麻季)において、三菱UFJリサーチ&コンサルティング持続可能社会部の清水孝太郎部長・上席主任研究員および迫田瞬研究員をお招きし、講義とディスカッションを実施しました
2021年12月07日
2021年11月30日、国際経営学部の専門科目「グローバル経営におけるルール形成戦略」(担当教員:本学部教授 国松麻季)において、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社より持続可能社会部長・上席主任研究員の清水孝太郎様、同部研究員の迫田瞬様を多摩キャンパスForest Gateway Chuoにお招きし、講義とディスカッションを実施しました。
同科目では、グローバル経営を成功させるために必要な「売るためのルール」である国際標準、規制、制度、仕組みを形作り、動かしていくためのルール形成戦略に必要な知識を、実例を通じて学んでいます。
ゲストスピーカーとしてお迎えしたお二人は、循環経済型ビジネスモデルの定着や活用に寄与すべく、国際標準化機構(ISO)における循環経済の国際規格策定に参画されているほか、希土類(レアアース)の国際規格策定においても専門家として活躍されています。ご講義では、戦略立案・分析・協議などの国際的なルール作成の全体的な流れや、各国担当者とコミュニケーションをとりながら信頼を得ていくことの重要性などについて、実体験に基づくお話をお聞かせいただきました。
学生から、国際標準化の成功比率や失敗の要因、コミュニケーションにおいて心がけていること、国際標準化活動のための国内体制など、さまざまな角度からの質問がありました。
学生から寄せられた感想には、「国際ルールを作る際、準備を重ねてから話し合いに臨むことの大切さを学んだ。順を追ってやることを着実に積み重ねて、成功の可能性を上げることにつながることを知った」「授業内でのフレームワークに留まらない、コンセンサスの探り方などの実際の業務においての事例等を伺うことができた」「信頼関係を築いて、相手を尊重することが一番大切であるというご発言は、これから社会人になる自分も日常生活においてもっと意識していきたい」といったものがあり、学生にとって刺激と示唆に富む講義となりました。
今後も国際経営学部では実務の最前線で活躍される専門家との対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。