渡邊 晃大

グローバルな経験を積めるところに強く惹かれたからです。進路について考えている時に、将来を見据えると英語力は無くてはならないものだし経営学や経済学も学びたいなとぼんやり考えていました。そんな時に英語を駆使して普通の授業を履修でき、1年次には短期留学に参加できる「国際経営学部」が新設されると知りこの学部しかないと進学を決めました。

比較経営論が一番印象に残っています。授業は、アジア企業の経営モデルと欧米企業の経営モデルを比較したり、日本と中国の優良企業の共通点を見つけたりと、主に比較を通じてアジア的経営の本質について考えるというものでした。この講義の中で、5、6人のグループに分かれて実際に2か国の企業を決めて比較をする事例分析というのがあり、選んだ企業のグローバル戦略を考えたり人材マネジメントについての議論をしたりしました。事例分析をしていく内に、自分がその企業を実際に経営しているような気持ちになってきて、非常に楽しかった記憶があります。この授業の楽しさから、入るゼミを決めたくらい印象に残っています。

ゼミでは主に卒業論文制作に注力しました。地元大分県におけるワーケーションの導入戦略を受け入れ側の視点から研究しました。何名かの旅館経営者の方に個人でアポイントを取って実際にインタビュー調査をさせていただいたり、莫大な量のデータをエクセルにまとめたりと、今思い返してみると自分が社会に出た後に重要視されるスキルが身についたと感じています。
ゼミで成長できたと思うことは自主性です。グループワークや全員でのディスカッションがほとんどで、自ら発表や質問をしていかないと何も得ることができずにゼミが終わってしまうので積極的な姿勢が磨かれたと思います。

テニスコーチのアルバイトを四年間続けました。学生アルバイトながら、多い時は週に100人近くの様々な年代のお客様にレッスンをしており自分のレッスンに誇りと責任を持って取り組みました。子供たちのテニス人生を背負っていたり年配の方の生きがいであるものに付き添っていたり、プレッシャーに負けそうになったこともありましたが、今では自分のアドバイス、一言がお客様の問題解決や笑顔に繋がるプロセスに大きな達成感を感じることができるようになりました。

高校卒業時はリーディングやリスニングに触れてきたくらいでしたが、入学してからは当たり前のように授業で英語を書き、そして話す環境になったおかげでライティングとスピーキングの力にも、ある程度自信がつきました。二年次にコロナウイルスが流行し、そのタイミングで英語の資格勉強を始めましたが一年次に鍛えられたおかげか、すぐに目標点数を取ることができました。

少し表現が曖昧ですが、思考力が一番成長したと思います。GLOMACに入学してから、あらゆる物事に対して深く考えることができるようになりました。少人数制の授業でも大教室での大人数の授業でも、教授の方々がじっくり考えさせてくれる時間を与えてくれるので深く考えを巡らせることができたと思います。更に、様々なバックグラウンドや価値観を持った人に出会うことができたので、他の人の考えに対してその理由を考えたり自分の意見を自然に持ったりするようになりました。4年間過ごしてみて自分の言葉や考えに責任感を持つことができ、自分の行動に自信が持てるようになりました。

デロイトトーマツコンサルティングです。

1、人の役に立てる2、様々な業界に関与できる3、自己成長できる4、給与水準が高い5、英語を使う機会がある、という私の就職活動の軸5つを満たしているのでコンサル業界に絞り、業界内での立ち位置や会社の特色からこの会社への就職を決めました。5つの軸はこれまでの人生経験と将来の夢を踏まえて決めました。

環境と人に恵まれて、非常に充実した4年間でした。一期生として不安が多くありましたが、新装された国際経営学部の生徒だけが使える施設があったり、友達や恋人など色んな人との出会いがあったりで楽しく大学生活を過ごすことができました。学部の友達や教授の方々に感謝しています。

GLOMACは将来的にグローバルステージで活躍したい人に強くお勧めできます。経済学や経営学など8割以上の授業を外国語で受けることができますし、様々な国籍やバックグラウンドを持った人に出会うことができるので多くの刺激をもらうことができます。国際経営学部は、前述した通り環境と人に恵まれているので、あとはご自身のモチベーション次第で知識や能力をいくらでも伸ばすことのできる学部だと思っています。是非、ご自身の積極性に自信をもって挑戦していただきたいです。進路について悩んでいる方が、私の言葉で国際経営学部に興味をもっていただけたら嬉しく思います。