国際経営学部
宮本 郁実
プロフィール
内定先 | 株式会社阪急阪神エクスプレス |
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入学年度 | 2019年度 |
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GLOMACを進学先に選んだ理由を教えてください。
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①英語が好きだからです。
高校生時代、他の受験科目に比べて英語が一番得意でした。そもそも英語がわかるようになるのが純粋に楽しくて、勉強が苦で無かった受験時代でした。そのため、「まだ英語の勉強をしていたい」「もっと英語を使えるようになりたい」という思いでGLOMACを選びました。私は入学時点では特別英語が話せるわけではなく、GLOMACへの進学に不安はありましたが、それ以上に、英語を使いたいという欲求が勝ち、進学を決めました。②「学部を創り上げる」という特別な経験ができると思ったからです。
私はGLOMACの始動年の入学生のため、一期生でした。そのためもちろん学部の先輩はおらず、GLOMACでの学生生活のロールモデルがいない状態でした。しかし高校生時代の私はこれをむしろチャンスと思っていて、「前例に囚われず自分のやりたいように学生生活を送れて、しかも学部の文化を創れるなんてまたとない機会!」と考えていました。実際、私はこの4年間で、勉学、学生団体、アルバイトなど、自分の好奇心に従って行動し様々な経験ができたと思っています。 -
GLOMACの授業科目の中で最も印象深かった科目とその理由を教えてください。
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国際ロジスティクス論です。
この科目は就職先の仕事との親和性がとても高く、就職活動にとても役立ちました。この授業では国際物流の基礎知識だけでなく実務の様子についても学ぶことができました。そのため、実際の仕事の様子を理解した上でこの国際物流業界への就職活動を行うことができ、入社前と後のギャップを最大限減らすことができているだろうと考えています。また、このようにひとつの業界を取り上げて深掘りする授業は学内でもそう多くはないと思うので、この授業は本当に役立ったと思っています。 -
ゼミで取り組んできたこと、成長できたと思うことを教えてください。
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取り組んできたこと:2年次は日本の女性の社会進出についてのグループ研究、3年次はインドネシアの学校教育と地域社会についてのグループ研究、4年次はネパールの人身売買とNGOについて卒業論文制作に取り組みました。本ゼミはGLOMACでは珍しい社会学系統のテーマを扱うため、学部の授業では得られない学びを深めることができました。
成長できたと思うこと:「適材適所」を活かすチームワーク力が成長したと思います。
グループ研究は4~6人で1つの班が構成され、設定したテーマに関する調査を行うものでした。研究開始当初は調査のタスクを均等に班員に振り分けていましたが、タスク負担は皆均等であるはずなのに人によって進みが違い、結果として班全体の研究進度は悪くなっていきました。そこで思い切って各自得意なタスクをメインでこなすようにしたところ、不思議と進みが良くなっていきました。この経験から、一人一人の得意なことを活かすチームワークの重要性を知り、社会人として働く上で貴重な学びになったと感じています。 -
アルバイトやインターンシップ、サークル等、正課外の活動について教えてください。
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アルバイト:大学受験予備校の事務スタッフ、地元のラーメン店のホール・キッチン、大学のキャンパスツアーのスタッフ、大学キャリアセンターでの学生アドバイザーの4つをしています。様々な環境に身を置いた結果、「自分らしさ」や働き方がアルバイト先毎に異なることに気付き、自分さえ知らない自分を見つけるとても良い機会になりました。
課外活動:学生団体CVS(Company Visit Supporters)に所属し、「企業・機関訪問」(学部独自の課外プログラム)の企画・運営を行い、規模感のある企画を遂行する楽しさと難しさを学びました。CVSは私たち学部一期生の有志が2年次に始動した団体のため、「前例にならう」ができず、事務室や教授の方々のサポートはありつつも自分たちで全ての計画を立てて遂行する必要がありました。そのため初年度はただがむしゃらにもがき続け、気がついたら運営学年の交代の時期になっていました(笑)。ひたすら目の前にある課題に細々取り組むことで大きなプロジェクトを動かせるということを、身をもって経験したことで、企画運営の楽しさやそれに付随する苦労の大切さを学ぶことができました。
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GLOMACでの4年間で語学力はどの程度伸びましたか?
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聞き取り理解する力と表現する力が上がったと思います。高校生時代まではリスニング力とスピーキング力の低さに悩んでいて、GLOMAC入学直後は周りの学生の英語の堪能さに圧倒され更に焦りました。しかし私の場合は1年次のほぼ全ての授業が英語開講で毎日英語を聞いて使う環境だったため、嫌でも英語を聞く力と使う力は伸びていきました。また、先生方や周りの学生が話す英語を日常的に聞いていると、受験勉強では習わなかった日常生活で多用する表現を度々耳にするようになり、それも自然と習得するようになっていました。高校生時代までは英語はあくまで学問のひとつと捉えていましたが、GLOMACでの4年間を通じて「英語は意思疎通の手段。机で勉強するだけでなく使わねば意味がない!」と改めて理解しました。
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GLOMACでの4年間で一番成長したと思える点を教えてください。
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「自主自律」の精神が備わったことです。高校生時代は学校や家族など支えてくれている方々の導きがあって初めて日頃の学習や生活ができていました。しかしGLOMAC進学後は、留学や学生団体など、自分自身で決断をしなければならない機会が圧倒的に増えました。そして周りの学生も個を持ち自律しているため、日々刺激を受けていました。そのような環境で4年間過ごしたことで、自律して自主的に行動することが当たり前の習慣になりました。
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内定先(就職予定)を教えてください。
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株式会社阪急阪神エクスプレスです。(国際貨物輸送業界)
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大学生活を経て、なぜその内定先に応募しようと思ったのか教えてください。
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GLOMACの4年間で、「世界で働く」という道がキャリアビジョンとして当たり前に存在するようになったからです。英語開講の授業が多く英語に慣れたことをもちろんですが、それ以上に、日々の授業で世界進出している企業の経営について学習したり、日本での就職を目指している留学生の話を聞いたりしたことで、自然と国際的な仕事への興味が湧いていました。入社先は日々の業務から海外と関わり、海外駐在も可能な業界のため、入社を決めました。
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GLOMACでの4年間はいかがでしたか?
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とにかく楽しかったです!!GLOMACは「挑戦できる環境」です。私は色んなことに好奇心が湧くタイプのため、どんなことにでも挑戦でき、挑戦することが全く浮かない、むしろそれが当たり前のこの環境がとても居心地が良かったです。頑張る人を応援して下さる教職員の皆さんと、互いを高め合える仲間が多くいることが、私がこんなにも4年間を充実して過ごせた一番の要因だと思います。
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受験生へのメッセージをお願いします。
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このページを見つけ出し最後まで読んでくれている皆さんは大学・学部調べを丁寧に行っている方だと推測します。そんな皆さんへ、大学・学部の違いが分からず選び切れないと悩むことはありませんか?私も高校生の頃、色んな大学・学部の情報を調べても、どれも同じに見えて違いが分からないと感じていました。それでも私がこの学部を選んだ理由は、最終的には「この学部にいればなんでも挑戦できそう」という直感でした。実際そういう直感は当たるもので、私のGLOMACでの4年間は挑戦の連続でした。なんとなくでも「この大学・学部なら私はきっと~できる」という思いがあるならば、どうかその思いを大切にして下さい。大変な受験勉強の中で感じたその思いは、きっと、裏切らないはずです。