法学部で実施している体育実技科目「生涯スポーツ実習 ボート/生涯体育C ボート」(村井剛准教授担当)に、中央大学漕艇部OBの蔵田和彦さん(アトランタ五輪出場)と同漕艇部女子部コーチ岩本亜希子さん(シドニー・アテネ・北京・ロンドン五輪出場)が指導に参加されました。
オリンピアンのお二人には、科目の一環として実施した日帰り実習・合宿においてご指導いただきました。ご自身がオリンピックに出場された際の体験をお話いただき、実際に履修学生たちと一緒にボートを操作しながら技術的な指導も行っていただきました。オリンピアンからの直接指導は大変貴重な時間となりました。
今年度から開講されたこの授業は履修条件として「運動経験・ボート経験の有無は問わない」としており、1~3年生、14名が履修しています。授業の到達目的は、「ボートという競技やスポーツとしての歴史を知りつつ、運動形態や必要な体力要件を理解する。複数人で力やタイミングを合わせることを通して、言語的コミュニケーション、非言語的コミュニケーション双方の大切さを体得し、学生間の人間関係構築を発展させる。」としています。
履修学生から「初心者でも十分頑張れるもので、かつ実習時にはボートを漕ぐ上でのエッセンスを学べるものだった。」「練習を重ねる中でお互いの動きを理解し、声を掛け合うことで一体感が生まれ、次第にスムーズに進むようになりました。この経験は、チームで一つの目標に向かって努力することの大切さを教えてくれました。」「戸田に行って人生で初めてボートを漕いだ時、ボートってこんなに楽しいスポーツだと思うことができました。」「少人数クラスとして皆が仲良く楽しめたのもよかった。」「大学でのコミュニティ形成にもつながりました。」などのこの授業に対して満足度の高い感想が多くありました。
今回の合宿は学友会体育連盟漕艇部スタッフ・部員の皆様の支援を得て普段、本学漕艇部が練習をしている戸田オリンピックボートコース(埼玉県戸田市)で行われました。法学部の履修者を温かく迎え入れてくださった漕艇部関係者の皆様に御礼申し上げます。
法学部が開講している体育実技科目の実施場所は茗荷谷キャンパス内のトレーニングジムをはじめ、小石川キャンパスの体育館、そのほか各フィールドで広く行われています。
ボート競技未経験者の学生も多く参加
漕艇部から技術的な指導を受ける履修学生たち
回を重ねる度にうまくいくようになって、楽しく漕ぐことができました