国際経営学部

鈴木 夕稀

プロフィール

内定先 大樹生命保険株式会社
入学年度 2019年度

GLOMACを進学先に選んだ理由を教えてください。

決め手は7割以上の授業を英語で学ぶ点や、1年次の短期留学に魅力を感じたことです。
高校3年生の頃から、将来は海外で活躍できる人材になりたいと考えていました。それ以前は、体育会系の部活動に専念しており、ふと「もっと違う世界を見てみたい」と思いました。国内外問わず視野を広げることにワクワクを感じ、海外の人と交流するための英語力が必要だと考え、大学選びでは英語教育に力を入れた学部や学科を中心に見ていました。

GLOMACの授業科目の中で最も印象深かった科目とその理由を教えてください。

グローバル経営におけるルール形成戦略です。理由は2点あり、1点目は規程や国際ルールによって、ビジネスの攻めや守りの戦略に繋がる点です。例えば、QRコードの基本仕様はISO化し、認識と読み取り技術はブラックボックスにして、QR読み取り機やソフトウェアを有償販売する収益力に繋げた攻め。CDの普及に伴い、特許に加えて商標権取得による模倣品を排除する守り。あらゆるルールの力が掛け算のように機能していたことは興味深かったです。2点目は教授の魅力です。自身の研究テーマや授業内容自体がものすごく好きなのが伝わり、小ネタや踏み込んだ話が最高でした。

ゼミで取り組んできたこと、成長できたと思うことを教えてください。

ゼミでは経営学を幅広く学び、特に多国籍企業を中心に文化的背景から経営学を考察しました。私が興味を持ったものは人々の考え方や行動パターンが、国特有の文化に強く影響される国文化という理論です。海外との文化の差が生まれる根本的な原因がこれによって説明できることは、グローバル社会においてより重要だと感じます。このゼミで得たものは「知識を横断、統合する力」です。あらゆる論文や参考資料を、既に学んだ概念や理論と結びつけて読むことで、知識に幅と深みが生まれました。

アルバイトやインターンシップ、サークル等、正課外の活動について教えてください。

アルバイトは塾講師です。特に高校3年生や既卒生を担当し、生徒の課題を特定し解決策(勉強法)を提案するプロセスは非常に楽しかったです。
サークルはESSという英語サークルに所属し、英語のディスカッション大会を運営する代表を1年務めました。英語で会話をする非日常感に夢中になり、みんなで大会を盛り上げようというメンバーの想いに涙を流したこともあります。

GLOMACでの4年間で語学力はどの程度伸びましたか?

大学3年次の時点でTOEIC950点を取得しました。高校卒業の時点では550点前後でした。もともと英語学習が大好きでしたので、毎日英語を使って会話をし、今では日常会話なら問題ないです。

GLOMACでの4年間で一番成長したと思える点を教えてください。

英語力です。授業、宿題などの課題やクラスメイトとの会話も英語でしたので、英語学習には最適の環境でした。

内定先(就職予定)を教えてください。

大樹生命保険株式会社

大学生活を経て、なぜその内定先に応募しようと思ったのか教えてください。

いつの時代も変わらず人々を支えるお仕事をしたかったからです。特に、金融の歴史は長く、生命保険はリスク社会の日本においてさらに重要性を増すと考えています。
決め手は業界トップの日本生命保険相互会社のグループ会社であり、少数精鋭、人材交流や海外事業も行われている点です。就職活動の際は、面接官の印象が最も良かったのも判断材料でした。

GLOMACでの4年間はいかがでしたか?

様々な景色を見させていただき、感謝でいっぱいです。はじめは、「井の中の蛙大海を知らず」とはまさに私のことを言うくらい無知でした。授業を通じて、世界の見え方が大きく変わり、サークルでは私のアイデンティティが確立しました。

受験生へのメッセージをお願いします。

あなたの今の頑張りは将来、倍になって返ってきます。
私は周りからどんなに否定的なことを言われても、自分を信じ続けました。結果、高校で在籍していたコースでは、私が史上初のMARCH合格者だと耳にしました。自分を勝手な枠組みにはめたり、過去に囚われることがないように頑張ってください。