上田 雄斗

高校在学時から大学では経営学を学びたいと思っていました。GLOMACでは経営学を中心とした科目を主に英語で学ぶため、経営学に関する知識の習得に加えて英語能力も向上させることが可能だと考え進学先に選びました。

「戦略経営論」と「日本企業論」です。
「戦略経営論」は世界標準のアメリカの経営学界のテキストをもとに企業経営の理論の理解とグローバル企業のケースをもとに実践的な知識を身につけることを目的とした科目でした。企業の外部環境や内部環境の分析手法から戦略の決定・実施について体系的に理解を深めることができました。 「日本企業論」はヤマト運輸やパナソニックなどのケースをもとに日本企業について学ぶ科目でした。欧米の企業と比べ、組織の体制、文化、経営手法などがユニークだと言われる日本型の企業が高度経済成長期から現在にかけてどのように成長してきたのか、これからどのようなことが求められるのかを批判的に議論するという内容で非常に興味深い内容でした。

専門演習では「マーケティング論」を中心に経営学の項目をワークショップ形式で学びました。継続的にPBL（Project-Based Learning）としてイベントの企画・実施などを行い、プロジェクトマネジメントを実践的に学びました。PBLとして過去に①学部の1年生のための統計学のワークショップの開催、②企業セミナーの集客プランの考案から実行のコンサルティング活動、③企業に対してのマーケティングプランを考案するコンサルティング活動などを行いました。グループに分かれての活動が多かったため、グループ内でのスケジュールの調整や役割分担、意見をどのようにまとめるかなど組織で物事に取り組む際の進め方ややり切る力が身についたと思います。

母校のサッカー部の外部指導員の活動に力を入れました。生徒たちが充実した活動を行えること、指導員としてチームに貢献し大会で結果を残すことを目標に活動しました。当初はチームとしてのまとまりや生徒のモチベーションにばらつきがあるなどの課題を感じましたが、自分の立ち位置を客観的に考え、大学生である自分は生徒と顧問の先生との間をつなぐ役割を意識して参加しました。また生徒のモチベーションを高めるためには生徒との信頼関係を築くことが大切になると考え、積極的に生徒と話し、一人一人と向き合うことを心がけました。結果として大会で近年では1番の好成績を残すことができました。外部指導員としての活動を通じて、与えられた役割からどのように組織に関わり貢献することができるかを学びました。

私は大学入学まで海外経験はなく、英語に関しても受験のために勉強してきた程度でした。大学での4年間（1年間の交換留学）では授業内外で英語に触れる機会が増え、また自分自身でも継続して英語学習を行ったことで入学時に比べて大きく上達したと感じています。しかしまだまだ力不足を感じることも多いのでこれからも学習を続けていく予定です。

様々な点で成長できたと感じていますが、一番は物事を考える幅が広がったことだと思います。大学の授業における学問的な学びに加えて、全国から集まった学生、海外からの留学生と授業を受け、過ごす中で様々な考えや意見に触れることができ、1つのことに対しより広く、深く考えることができるようになったと感じています。

株式会社JTB

1年間の交換留学での経験がきっかけです。留学中は生活の中の物事に対して、日本との比較で考えることが多かったと感じています。その比較の中で日本は自然や文化、食など様々な点で観光資源に恵まれている国だと感じました。旅行事業を軸に個人・企業・地域のニーズに寄り添い、幅広い事業を行っているJTBでは自分が留学中に感じた自然や文化、食などの日本の魅力をより多くの人に広めることができると考え応募しました。

あっという間の4年間でした。私にとっては高校までと異なり、自由に使える時間が多く、その中で学業、課外活動、交換留学など多くのことに挑戦することができたと感じています。友達や教授、事務室の方々をはじめ多くの人に支えられて良い4年間を過ごすことができました。

大学受験は多くの学生にとって大きな転換期だと思います。様々な選択肢があり悩むこともあると思いますが、現在の興味・関心、そして将来どのようになりたいかなどから逆算して考え、ここで学びたいという大学・学部を見つけてほしいと思います。経営学に興味があり、将来国内外で活躍したいと思う人にとってGLOMACは多くの機会を提供してくれると思います。そして志望する進路が決まったら実現させるために目の前のことに全力で取り組んでほしいと思います。