経済学部

経済学部科目の「経済入門」、第9回授業は後楽園の中央大学高校から。附属生に混ざって他校生も対面参加しました

経済学部の「経済入門」は多摩キャンパスで開講する学部1年生向けの科目ですが、科目等履修生制度とオンライン授業システムによって全国の高校生にも開かれています。
2023年11月21日、後期の9回目となる授業が行われましたが、この日は担当教員の武田 勝が附属の中央大学高校(後楽園)を訪れてのもので、普段はオンライン参加の附属生が対面で受講しました。また他校の生徒にも同じ教室での受講を認めており、事前の呼びかけに応じて1名が参加してくれました。

授業は「寄与度」の解説から始まり、日本経済史のバブル経済とその後について、時事と合わせて数字の動きを見ていくというものでした。武田先生は本筋に並行して、グラフを読む際の留意点などを繰り返し話していました。
また、せっかくの対面授業ということでグループワークが2回組まれ、高校生たちが3~5人ほどのグループに分かれて、課題に取り組みました。この日は2~4年生まで7名の武田ゼミ生も中央大学高校を来訪しており、それぞれがファシリテーターとしてワークに参加。高校生・大学生ともに笑顔を見せながらも真剣に資料を当たったり解答を打ち込んだりしていました

附属生・他校生の混合グループをファシリテーションした武田ゼミ生は「間に入る必要がないくらい、穏やかに話し合いをまとめていくグループだった」と評しました。
双方に感想を伺うと、それぞれの印象について「1学年下なのに随分としっかりしていた。英単語も自分たちより知っていたかも笑(附属生)」「結果的に他校生が1人だけで最初は緊張したけれど、みんな優しく、話しやすかった。どの人も意見がしっかりしていて、『なるほど』と思うことが多かった(他校生)」とのことで、双方にとって良い刺激となったようです。

受講前と今で経済学への興味は変わったかという質問に、「固い印象、かっちりとした答えが求められる印象を持っていたけど、意外と抽象的や広いふんわりした視点の話が多く、逆にスッと入ってくる」「身近なニュースなどを扱ってくれるので、経済学も身近に感じられ、面白くなってきた」「前提や仮定が変わると答えも変わる(=答えが1つではない)ところが魅力で、この授業を通して経済学を面白く感じるようになった」など、嬉しい感想を寄せてくれました。