情報工学科・専攻
理工学部教授 牧野 光則が 中央大学附属高等学校にて「段階別コンピテンシー育成」をテーマに講演
2018年06月07日

理工学部教授(情報工学科)牧野 光則が、2018年6月6日に、中央大学附属高等学校にて、「段階別コンピテンシー育成」を柱とした講演を実施しました。
中央大学附属高等学校が、文部科学省より平成30年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に採択されたことを受けての講演です。初めに、「これからの時代を生き抜く「力」」をテーマに生徒ら約900名の聴講者を前にスピーチし、次に、「段階別コンピテンシー育成による教育の質保証に向けた取り組み」をテーマに教職員および学校関係者へ向けた助言をおこないました。
牧野教授は、情報工学科が2008年に開始し、その後、理工学部および大学全体に展開している「段階別コンピテンシーによる教育の実践・評価」の主担当者として活動しています。

このコンピテンシーに関するプログラムは、平成21年度 文部科学省 大学教育・学生支援推進事業 大学教育推進プログラム(通称: 新教育GP)に採択され、事業期間終了後の評価で「特に優れており波及効果が見込まれると判断される取組」(いわゆる、GPの中のGP)に選定されました。
また、日本工学教育協会より、工学教育における質保証に対して具体的な方法と成果を提示した点で極めて重要と評価され、平成24年度工学教育賞(業績部門)を受賞したほか、経済産業省より「社会人基礎力を育成する授業30選」に選定(平成25年度)され、本取組が効果的な育成手法であることが認められています。こうした一連の取り組みが、当該分野の教育の発展に寄与したことを認められ、平成28年度、ついに電子情報通信学会より「教育優秀賞」を受賞しました。

牧野教授は、このような背景をもつ「段階別コンピテンシー育成」を活用し、大学組織だけでなく、中央大学附属高等学校における教育力向上にも貢献しています。