国際情報学部

『法律時報』2024年9月号に国際情報学部教授 石井夏生利の記事が掲載されました

国際情報学部教授 石井夏生利の専門分野は、情報法、プライバシー・個人情報保護法です。著書に、『EUデータ保護法』(単著)、『個人情報保護法コンメンタール』(編著)等があります。
 

このたび『法律時報』2024年9月号(1207号)の【小特集デジタル・AI実装社会における法とガバナンス(上)——情報法・競争法・消費者法の交錯・変容】に、石井の記事「ダークパターンを巡る法的課題——プライバシー・個人情報保護を中心に」が掲載されましたのでご案内いたします。

ダークパターンとはユーザーを騙し人々の判断を誤らせる、悪意あるユーザーインターフェイスです。消費者が無意識に不利な行動をとるようにデザインされているという特徴があります。
記事ではダークパターンを巡る議論について、主にプライバシー・個人情報保護の観点から動向や今後の検討課題を述べています。

記事の中で石井は「ダークパターンは必要以上の個人情報を提供させ、プライバシーに配慮したオプションを選択させず、プライバシー関連情報の取得を妨害する」という問題があり、「児童のみならず高齢者やリテラシの低いもの等、一定の脆弱な集団」に対し「保護措置を検討する必要がある」と指摘しています。


【タイトル】法律時報 2024年9月号(1207号)
【発行】日本評論社