国際情報学部

国際情報学部教授 石井夏生利が書籍『EUデータ保護法』を刊行しました

2020年01月21日

国際情報学部教授 石井夏生利の専門分野は、情報法、プライバシー・個人情報保護法です。

このたび石井の新著が出版されましたのでご案内いたします。

 

【タイトル】EUデータ保護法

【著者】石井夏生利

【出版社】勁草書房

【ISBN】9784326403707

【内容紹介】

2018年5月25日に適用が開始された「GDPR(General Data Protection Regulation:EU一般データ保護規則)」は、EU域外の企業であっても、EU域内に拠点を持つ場合や、EU域内の個人を相手にサービスを展開する場合には遵守する必要があり、大多数の日本企業にも影響を与えていることから、社会からの注目を集めています。他方で、EUのデータ保護法は、「GDPR」以外の複数の法から成り立っており、それらを俯瞰的に捉える必要があることを忘れてはなりません。
本書では、「GDPR」はもとより、これと相関の深い「電子通信プライバシー規則案」と「刑事司法指令」を整理することで、これらの体系性を可視化し、考察を深めるべき論点を提示することを目的としています。また、EUのデータ保護法と日本の個人情報保護法を比較することにより、個人情報保護法の課題についても言及しています。