国際情報学部教授 石井夏生利の専門分野は、情報法、プライバシー・個人情報保護法です。
著書に、『EUデータ保護法』(単著)、『個人情報保護法コンメンタール』(編著)等があります。
国際情報学部教授 石井夏生利
このたび、『日経パソコン』の特別冊子『教育とICT』第29号(2024年7月9日発行)に、石井のインタビュー記事が掲載されましたのでご案内いたします。
文部科学省は2024年3月に「教育データの利活用に関する有識者会議」における議論のまとめを発表しました。
教育データ利活用の実現に向けた実効的な方策について(議論のまとめ)
本記事では、有識者として同会議に参加した石井に、教育データの利活用における個人情報保護の観点からの課題についてインタビューされています。
石井は記事の中で、教育データの所有者は子供たち本人であることから、その利活用では抑制的に取り扱う姿勢が欠かせないと述べています。
教育データの利活用は、より良い教育の享受の観点で子供たちの利益になるものの、デジタルデータのもつ様々なリスクを考慮した上で、子供の視点を第一に据えることが重要であるとも述べています。
また、具体的な情報の扱い方に関する新たな法整備の必要性についても言及しています。