国際情報学部

『ジュリスト』2024年3月号に国際情報学部教授 石井夏生利の記事が掲載されました

国際情報学部教授 石井夏生利の専門分野は、情報法、プライバシー・個人情報保護法です。著書に、『EUデータ保護法』(単著)、『個人情報保護法コンメンタール』(編著)等があります。

このたび、『ジュリスト』2024年3月号(No.1594)の【特集:芸能活動と法】に、石井の記事「芸能人のAIアバターとプライバシー・肖像権」が掲載されましたのでご案内いたします。

 

近年、芸能活動の形態が多様化しており、作成したキャラクター・アバターとして活動する芸能人も見られます。石井は記事の中で、芸能人が自分のAIアバターを自由に利用し、他者によるアバターの無断利用は制限することについて、プライバシー及び肖像権等の観点から検討しています。

AIアバターの例として、動画配信等を行うV Tuberや、2023年12月に3Dアバター化プロジェクトを発表したアメリカのロックバンド「KISS」、2019年に日本でも話題となった「AI美空ひばり」などを記事内で挙げ、AIアバターは有名芸能人同様、インターネット上での写真や動画の無断公開や、SNSアカウントのなりすまし被害のリスクが高いと予想して、これを制限する際の法的論点について言及しています。


【タイトル】ジュリスト 2024年3月号(No.1594)
【発行】有斐閣
【ISBN】4910052930346