経済学部

鳥居伸好ゼミが韓国・釜山及びその周辺で海外フィールドワークを実施しました

2024年02月02日

2024年1月26日から29日までの3泊4日の日程で、鳥居伸好ゼミ17名(3年生8名・4年生6名・大学院生3名、うち留学生3名)は、韓国・釜山の地域通貨(「トンベクチョン」)について、現地での研修及び地域通貨の利用状況とその効果に関する聞き取り調査を実施しました。

釜山市の花である椿(トンベク)と銭(チョン)から地域通貨名が付けられている「トンベクチョン」は、釜山市総人口の約3分の1にあたる約107万人が参加する地域通貨事業となっていることから、鳥居ゼミでは、昨年度の仁川市周辺の地域通貨(「インチョニウム」)の実態調査に引き続いて、「トンベクチョン」の事前学習をしたうえで、韓国・釜山及びその周辺での地域通貨事業を中心とする地域経済の活性化の取組みについて調査しました。

1月27日には、地域通貨事業を市民レベルで推進している韓国・釜山の「市民政策工房・地域循環経済センター」を訪問し、宋知炫センター長(仁済大学教授)から「トンベクチョン」の現状と展望に関する詳細な説明を受け、質疑応答の時間を含め2時間の研修を受けました。センターでの研修後、参加学生1人当たりに2万5千ウォン相当の「トンベクチョン」プリペイドカードが贈呈されましたので、27日の午後以降、グループに分かれて実際に「トンベクチョン」を街中で使用する実体験を兼ねて、使用できるお店等での聞き取り調査をしました。

韓国での後半は、「トンベクチョン」の利用状況などの実態調査と並行して、グループごとのテーマ(「地域経済の活性化を念頭に置いた釜山の街づくり」、「釜山の食文化と地域経済の活性化」、「釜山のスイーツ文化と地域経済の活性化」、「古都(慶州)における地域経済の現状と展望」) に基づいて、フィールドワークを行いました。