2023年9月26日(火)、経済学部の「経済入門(担当:武田勝)」の初回授業が行われました。「経済入門」は経済学部の1年生が対象の科目ですが、科目等履修生(かもくとうりしゅうせい)制度によって、高校生にも開かれています。
過ごしやすい気温となった夕暮れのキャンパスに制服姿の高校生が訪れ、大学生に混ざって授業に臨みました。
また対面の受講のほか、リアルタイムのオンライン受講も可能となっているのがこの授業の特徴で、今期も北海道・栃木県・茨城県・千葉県・埼玉県・神奈川県・静岡県・愛知県・長野県・京都府・鳥取県・香川県・長崎県と、全国各地からの受講生がおり、高校生は総勢93名となっています。
授業は吉野家の「牛丼とトッピング」という身近なものを題にしたアンケートから始まり、序盤で飽きさせないように工夫を凝らした進行でした。ここから学生らは「機会費用」という考え方を学び、続いての「経済」とはなにか、その語源の説明や「経済学とは選択の科学である」という定義の一つについても、熱心にメモを取っていました。
また、武田勝先生は、「教員が『唯一の正解』を教えるわけではない」という、大学で扱う学問、学びの基本についても繰り返し話していました。 受講生たちはこれから1月まで全14回をかけて、日本経済の現状と仕組みについて、さまざまな考え方・角度から学んでいくことになります。
なお、今期の授業は多摩キャンパス最奥の経済学部棟(7号館)ではなく、モノレールの駅からほど近い学部共通棟「ForestGatewayChuo」の教室にて行われます。授業開始の17時を目指して放課後にキャンパスを訪れる高校生たちも、少し余裕をもって来られるようになりました。