経済学部

経済学部教授 渡邉浩司が、国際アーサー王学会日本支部の大会で研究発表を行いました

モーガン・ル・フェイ(画像出典:Wikipedia ※一部加工)

経済学部教授 渡邉浩司(担当科目:フランス語、他)が、国際アーサー王学会日本支部2022年度年次大会で研究発表を行いました。

フランス中世文学がご専門の渡邉教授は、これまで主として中世フランス語の韻文や散文で書かれた「アーサー王物語」を対象に研究を進めてきました。今回の発表では、1270年頃の作とされる作者不詳の『クラリスとラリス』に登場する妖精像が検討されました。8音節詩句で3万行以上を数える『クラリスとラリス』は本邦では未紹介の長編韻文アーサー王物語であり、渡邉教授は研究発表の中で、主人公の1人ラリスに対して一方的な恋愛感情を抱く妖精マドワーヌが、アーサー王の異父姉妹にあたる妖精モルガーヌ(英語名モーガン・ル・フェイ)の属性を受け継ぐ存在であることに注目しました。

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学会名:国際アーサー王学会日本支部2022年度年次大会
場所:龍谷大学・大宮キャンパス(東黌302 教室)/ Zoomとのハイブリッド開催
開催日:2022年12月10日(土)
題目:モルガーヌからマドワーヌへ ー『クラリスとラリス』における妖精像