理工学研究科

理工学研究科修士2年本田良二郎さん、理工学部教授 香取眞理、理工学部准教授 脇田順一の研究成果が日刊工業新聞に掲載

2015年12月22日

理工学研究科物理学専攻博士前期課程2年本田良二郎さん、理工学部物理学科教授 香取眞理、理工学部物理学科准教授 脇田順一の研究成果 「バクテリアの紐状成長における複雑な折り畳み過程を定量化」が日刊工業新聞(12月21日版)に掲載されました。

 

概要:

納豆菌を仲間とする枯草菌を寒天上で培養すると、美しいフラクタル成長パターンが見られる。どのようなプロセスを経て、ミクロなバクテリア細胞からマクロなフラクタル構造が形成されるのであろうか。枯草菌はある環境下において、細胞分裂を繰り返すものの、細胞の分断は起こさず、1本の細長い紐状に伸びていく。指数関数的に長さを増すこの細胞鎖は、折り畳み過程を繰り返しながら次第に寒天培地上を覆い尽していく。中央大学理工学部の本田(大学院生)らは、ビデオ画像を丹念に調べ、この折り畳み過程の定量化を行い、非線形微分方程式系での記述に成功した。


ご興味をお持ちの方は以下のリンク先をご覧ください。

 

【リンク】物理学科・専攻

【リンク】統計物理学研究室(香取研)

【リンク】パターン形成物理学研究室(脇田研)