「日経STOCKリーグ」は、日本経済新聞社が主催するコンテスト形式の金融・経済教育プログラムです。チームごとに投資テーマを決めて500万円分のポートフォリオ (10~20銘柄)を構築し、投資テーマの決定理由、ポートフォリオの構築方法、学習全体を通じて考えたことなどをレポートにまとめます。
2024年度に開催された「第25回日経STOCKリーグ」の大学・専門学校部門には131校730チームが参加し、二次審査を通過した19校46チームのレポートが入選しました。
その中で、商学部・山口朋泰ゼミの糸井陸翔さん、安藤優志さん、櫻井悠晴さん、高橋壱瑳さん、旗屋飛来さんのレポート「The Dawn of the Space Business~失われた30年を取り戻せ~」が入選を果たしました。


第25回日経STOCKリーグ
入選
タイトル:「The Dawn of the Space Business~失われた30年を取り戻せ~」
メンバー:糸井陸翔、安藤優志、櫻井悠晴、高橋壱瑳、旗屋飛来(商学部 山口ゼミ 3年)
レポート概要:
本レポートでは「失われた30年」を取り戻すためには革新的な産業への投資が必要であるとし、その一つとして宇宙産業に着目しました。宇宙産業というと、ロケットの打ち上げ、人工衛星の製造、宇宙旅行等をイメージする人が多いと思いますが、それらを支える銀行、保険、コンサルティング等の周辺事業にも視野を広げて分析を行っています。
収益性・安全性・成長性等の財務指標に加えて社会課題解決・産業競争力・官民連携等の観点も考慮して構築した宇宙事業のポートフォリオは、日経225やTOPIXといった日本の代表的なベンチマークよりもパフォーマンスが高く、今後の宇宙産業の市場規模拡大を踏まえると投資対象として大きな魅力があると主張しています。
また、宇宙事業に関与する企業5社にヒアリングを行い、宇宙産業拡大のためには (1) 非宇宙産業を含む産業全体を巻き込んだサプライチェーンとエコシステムを構築すること、(2) 社会全体のリスク許容度を高めること、(3) ニーズ志向の技術開発を行うことが必要であることを明らかにしています。