商学部
商学部学生と小菅村の3事業者が共同開発した木製ビールグラス「快(かい)」「鱗(うろこ)」の販売開始
中央大学商学部の学生と小菅村の事業者Far Yeast Brewing株式会社、Studio畑の前、NPO法人多摩源流こすげ、の共同開発により、山梨県小菅村のヒノキを活用した木製ビールグラス「快(かい)」と「鱗(うろこ)」が誕生しました。
本商品は、中央大学の地域資源を活かした商品開発を学ぶ授業「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム」の一環として、大学生の企画により開発されました。授業はNPO法人多摩源流こすげのスタッフが客員講師を務め、小菅村の資源や商品開発のノウハウを教えています。小菅村に在住するStudio畑の前の職人が一つひとつ手作業で制作し、Far Yeast Brewingのクラフトビールやスピリッツをより深く味わうために設計されています。

商品概要|木製ビールグラス
商品の特徴は木材の断熱性により冷たさが持続しつつ、水滴が付きにくい厚みのある作りで、クラフトビールやスピリッツをゆっくり味わいながら楽しむことができます。
また一つ一つが異なる木目の個性が際立ちながら、名前や記念日などの刻印も可能で、オリジナリティあふれるグラスになります。
開発した学生からのメッセージ
このグラスは小菅村をより多くの人に知ってもらうことを目的に始まりました。
小菅村は村の約95%を森林が占める自然豊かな村です。しかし、その森林の多くは幹が細く、建材には向かないため薪程度にしか活用されていません。十分な収益につながらないため、管理・活用が進みにくい状況にあります。
そこで私たちが小菅村の木を活用した商品をつくり、販売することで、森林の有効活用と価値向上に貢献したいと考えています。そしてこの商品が小菅村の魅力を知り、関心を持ってもらうきっかけになれば幸いです。
販売について
木製ビールグラスは、Far Yeast Brewingのオンラインショップにて3月18日(火)12時より販売開始します。
「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム」について
中央大学商学部では、2019年4月から「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム(SEP)」というPBL(※)型の学修プログラムを設置し、地域の活性化をめざして奥多摩三村(東京都檜原村・山梨県小菅村・山梨県丹波山村)の地域課題解決に取り組んでいます。(※)PBL : Project Based Learning
中央大学は、株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループおよび株式会社きらぼし銀行と、2021年3月から「包括連携に関する基本協定」を締結しており、SEPの趣旨に賛同した株式会社きらぼし銀行は奥多摩三村へ「企業版ふるさと納税」による寄附を2022年度より行っています。
これにより中央大学商学部のSEP所属の約100名もの学生は、奥多摩三村を通じて株式会社きらぼし銀行から、活動に必要となる交通費や商品・サービス開発等費用面での援助のほか、授業内でのサポートや成果発表の機会提供など様々な支援を受け、これまでにない新しい「産官学金」のスキームで奥多摩三村の地域課題解決に取り組んでいます。
2024年度の活動紹介や詳細は、大学ホームページの「プレスリリース」をご覧ください。

関連リンク
- 中央大学商学部「プログラム科目」(中央大学公式Webサイト)
ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム」Webページ
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/commerce/point/program/program_03
- Far Yeast Brewing株式会社(外部サイト)
- Studio畑の前(外部サイト)
- NPO法人多摩源流こすげ(外部サイト)
- NPO法人ソーシャル・アントレプレナー(外部サイト)
(学生が運営する本プログラムのWebサイト)
問い合わせ先
NPO法人多摩源流こすげ 森 弘行[担当教員]
メール:mori.npokosuge(at)gmail.com
*(at)は@に置き換えて下さい.