『情報の科学と技術』に国際情報学部教授 石井夏生利の論文が掲載されました

国際情報学部教授 石井夏生利

国際情報学部教授 石井夏生利の専門分野は、情報法、プライバシー・個人情報保護法です。著書に『EUデータ保護法』等があります。

『情報の科学と技術』2021年71巻11号に石井の論文「インターネット上の個人情報,プライバシー侵害情報等の削除を巡る議論動向」が掲載されましたのでご案内いたします。

SNS等のインターネット上のサービスでは、誹謗中傷にあたる書き込みによる他者への権利侵害や自身の反社会的行動に関する文章や画像の投稿による炎上等が日々発生しており、これらの検索結果がインターネット上に残り続ける、いわゆる「デジタルタトゥー」が社会問題となっています。
本稿では、これらの侵害情報を削除するための手段の国内外比較、EUで認められている「忘れられる権利（削除権）」に関する日本国内での裁判例や法解釈、日本国内での今後の課題について、言及しています。