国際情報学部

令和2年度基本情報技術者試験・応用情報技術者試験に国際情報学部_iTL_の学生が合格しました

2021年04月27日

令和2年度に実施された「基本情報技術者試験」に国際情報学部2年(合格時は1年)の野口知暉さん(広島井口高等学校出身)、「応用情報技術者試験」に同3年(合格時はともに2年)の稲見咲希さん(淑徳高等学校出身)、北村萌絵さん(吉祥女子高等学校出身)が合格しました。

「基本情報技術者試験」は、経済産業省が実施する国家試験「情報処理技術者試験」のひとつであり、高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けていることを認定する試験です。
「応用情報技術者試験」は、「基本情報技術者試験」の上位試験に位置付けられており、本試験への合格により、高度IT人材としての方向性を確立していることを証明できる試験です。
iTLの学生の中には「情報処理技術者試験」に挑戦し、合格する学生もいます。

各試験に合格した学生のうちの3名の学生に本学部教授 岡嶋裕史がお話をうかがいました。

岡嶋教授:「基本情報技術者試験」に1年次のうちに、「応用情報技術者試験」に2年次のうちに合格することは容易なことではありません。IT系企業ではもちろんのこと、IT系以外の企業においてもデジタル人材の需要は高まっています。就職活動等では、本試験への合格を積極的にアピールしてください。

稲見さん:私は入学当初から「情報の仕組み」の勉強に注力したいと考えていました。1年次には「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」に合格していたので、その経験も踏まえつつ、2年次の授業科目と自学自習によって「応用情報技術者試験」にも合格することができました。

北村さん:高校時代から自己表現としてのデザインに興味を持っていて、iTLに入学して情報技術に関する知識を身につけてからは、WEBデザインやUI/UXデザインに関心が向くようになりました。デザインと「応用情報技術者試験」は、技術的な観点で直接的に繋がるとは感じませんでしたが、チームで動くときのマネジメントを学ぶという観点では共通のものがあり、これからの進路をデザイナーに定めたとしても、その知識は活かされると思います。
「情報処理技術者試験」では、情報技術だけではなくプロジェクトマネジメントや法律についても問われるので、iTLの学びとの相関性が高いと感じます。

野口さん:iTLの学生は一定の要件を満たせば「基本情報技術者試験」の午前試験が免除されます(「基本情報技術者試験」午前試験免除制度の概要はこちらをご覧ください)。私はこの制度を活用し、「基本情報技術者試験」の本試験では午後試験のみの受験で済みました。

岡嶋教授:iTLの授業で得た知識や制度を活用しながら合格を勝ち取っていただいて、とても嬉しいです。

稲見さん:2年次後期から始まるゼミ(科目名:「国際情報演習」)では、自分たちで調査をしてデータを集め、持っている知識を使った分析作業を行っています。資格試験合格に向けた知識のインプットとゼミでのアウトプットがうまく噛み合っていて充実した学修を進められています。

野口さん:ゼミ選択の時期が迫っているので、どのゼミを希望するか悩んでいます。実は将来の進路として国家公務員も視野に入れていますが、具体的に就きたい省庁は模索中です。

岡嶋教授:iTLには総務省から派遣されている先生や外務省出身の先生もいらっしゃるので、是非そんな先生方の話を聞いてみてください。今やどの省庁も情報の知識を持っている人材を求めています。iTLで得た知識はきっとアドバンテージになるはずです。

北村さん:「情報の仕組み」と「情報の法学」を学ぶ文理融合型のiTLには、様々な志向を持った学生が集まっているように思います。私は入学時は「情報の法学」に魅力を感じていましたが、そんな仲間たちに触発されたのか、今ではゼミもインターンシップも情報系を選択しています。

岡嶋教授:iTLには、様々な方向に突出した才能をお持ちの学生が多いですよね。1期生・2期生の皆さんが「情報処理技術者試験」で出した優秀な結果は、3期生やこれから入学してくる方々にとっての道標となります。これからも在学生全員でiTLを築き上げていっていただきたいです。