国際情報学部

国際情報学部の学生が電子情報通信学会においてオンライン大学祭をテーマにした発表を行いました

2020年12月11日

学会で発表する藤山さん

国際情報学部2年藤山勇愛美さん(都立日比谷高等学校出身)が電子情報通信学会のサイバーワールド研究会において、論文「iTLにおけるオンライン大学祭開催に関する諸問題」を発表しました。
※共著者:同学部2年大塚主浩(駒場東邦高等学校出身)、吉本未来(中央大学附属横浜高等学校出身)、同学部教授 飯尾淳

2020年度の大学祭はオンラインでの開催を余儀なくされ、第2回目となる「iTL Fest.2020」もオンラインでの開催となり、藤山さんや本論文の共著者である大塚さん、吉本さんを始めとする大学祭実行委員会は、オンライン化への対応に迫られました。
(「iTL Fset.2020」の開催報告はこちらをご覧ください)

「iTL Fest.2020」の開催に向けては、大学祭としてのノウハウの蓄積が不十分であるというそもそもの問題もありつつ、本学の多摩キャンパス・後楽園キャンパスでの大学祭のみならず、他大学の大学祭でも数多の障壁があったであろうオンライン化に向けての課題が重なっていました。
オンライン大学祭の存在を広く周知するための告知力、外部業者にWEBサイト制作を発注したことによるWEBサイト内へのソフト実装の自由度の低さが課題の一例です。

本論文では、オンライン大学祭開催に至るまでの障壁と実行した対応策を紹介した上で、オンライン大学祭開催後に実施したGoogleアナリティクスを用いたユーザー数、新規ユーザー数、セッション数、平均セッション時間、ページビュー数等のデータ収集・分析に基づく来年度以降の課題を抽出しています。

来年度の大学祭の開催方式は未定です。そのため、大学祭実行委員会は、来訪型とオンライン型での両方の開催方式を想定しておかなければなりません。
いずれの開催方式にせよ、国際情報学部で培った「情報の仕組み」に関する知識を駆使して、今回の論文作成におけるデータ分析によって抽出された課題を解決し、来年度の「iTL Fest.」を更なる成功に導くことを期待しています。