国際情報学部

国際情報学部教授 石井夏生利が書籍(共著)『ICT・AI時代の個人情報保護』を刊行しました

2020年10月13日

国際情報学部教授 石井夏生利の専門分野は、情報法、プライバシー・個人情報保護法です。著書に『EUデータ保護法』等があります。
このたび石井の新著(共著)が出版されましたのでご案内いたします。

【タイトル】ICT・AI時代の個人情報保護
【編著者】別所直哉
【著者】宍戸常寿、石井夏生利、松尾剛行、胡悦、伊藤亜紀、高松志直、土肥里香、山根祐輔、恩賀一
【出版社】一般社団法人金融財政事情研究会
【ISBN】9784322135657
【内容紹介】
事業者による個人情報の問題のある扱い方がニュースとして取り沙汰されるたび、コンプライアンスやデータガバナンスの強化が叫ばれますが、そのためには、個人情報の管理者・利用者が、個人情報に関する法的枠組み・体系を俯瞰的に理解する必要があります。
本書は、日本の個人情報保護の体系を概括するとともに、改正個人情報保護法、欧米の個人情報保護法、中国における個人情報保護に関する法制度を解説し、個人がデータの活用条件等を予め指定することで、個人の指示のプロセスを省略し、個人の情報を第三者に提供する仕組みである「情報銀行」の制度から、日本における今後のデータ利用の在り方を考察しています。
石井は、日本の個人情報保護法制の概観、利用目的による制限や第三者提供の制限、情報漏えいに関する事業者の責任などに触れつつ、匿名加工情報(2015年個人情報保護法改正)、仮名加工情報(2020年個人情報保護法改正)、「情報銀行」の仕組みを用いた個人データの流通への取組などを解説しています。