経済学部

経済学部の近廣ゼミにて、ゆうちょアセットマネジメントの瀬尾氏による特別講演

2026年6月23日(火)経済学部の近廣ゼミにおいて、ゆうちょアセットマネジメントの瀬尾 萌氏をゲストスピーカーにお招きし、地域・インパクト投資部についての特別講義が行われました。

瀬尾さんは京都大学の経済学部を卒業後、ゴールドマンサックスに就職。続いてビズリーチの立ち上げから管理本部に携わり、PMI(Post Merger Integration = M&A後の統合プロセス)も担当されるなど、金融業界で深くキャリアを重ねられています。
少人数ゼミでの登壇ということで一人一人と自己紹介を交わし、「質問はいつでもしてください」と前置きしたうえで講義に入られました。

今春発足したばかりのゆうちょアセットマネジメントという会社の説明の前に、郵政グループについて、郵政民営化の流れから現在のグループ会社、それぞれの業務内容や風土などをお話しくださいました。

ゆうちょ銀行は国内の預金残高が三菱UFJの202兆円に次いで2位の190兆円であり、約1.2億という口座数やATMが全国津々浦々に31,200台設置されているなどたいへんな規模を誇ります(2025年3月末時点)。
民営化直後、資産運用の大部分が国債でしたが、近年のポートフォリオは、プライベートエクイティファンドや不動産ファンドなどの戦略投資領域の残高を積み増しており、より高度化していると言います。その戦略の一環として、生まれたのがゆうちょアセットマネジメントだということでした。
一連の話の中でも「マクロの人口動態や世間の感覚も加味しつつグラフ等の一次データを見るようにするといい。」「銀行預金は自由に引き出せる場合が多いが、生命保険は契約後は長期で預けることが前提である。お預かりしているお金の性質を見ると運用戦略の違いがわかる。」など、ためになるトピックがいくつもありました。

続いて地域・インパクト投資部の紹介と、瀬尾さまの担当案件について説明がありました。 地域活性化、社会的インパクトの創出を企図したファンドの運営がその事業内容であり、成長資金を求める中小企業やベンチャー企業、地域開発事業等を中心に投資を行うというものです。いったん会社を取得した後、適切な経営者・組織に引き継ぐといった手法等で事業承継も支援しています。

このセクションでは特に学生から多くの手が挙がり、瀬尾さまに「鋭い」と言っていただける質問も多く出ました。時間が差し迫る中でしたが丁寧に答えてくださり、こうした投資のスタートからゴールまで、非常に具体的な内容を伺うことができました。 キャリアをイメージして進路を絞りつつある3年生たちにとって、非常に得難い機会となりました。