経済学部では、附属4校から本学部に進む生徒を対象に、経済学部が力を入れるゼミ教育の模擬体験ともいえる特別教育プログラムを入学前の2~3月の間に展開しています。
経済学部教員と附属高校教員が共同執筆した「やっぱり経済学はおもしろい」の4つの章から興味を持った分野を選び、それぞれの章ごとに与えられた課題に対して少人数チームで解決策を模索し、研究発表をするというものです。
2月頭のキックオフでは昨年の入賞チーム(経済学部1年生)が自分たちの発表を参考事例として披露してくれ、見知った先輩の登壇に盛り上がる生徒もいました。その場でグループワークを行い、研究のテーマ決めから進め方の計画を立てていきます。
以降経済学部教員と現役ゼミ生による対面の事前相談会が2回設けられ、附属4校の生徒たちは論の組み立てからプレゼン資料の作り方など、多くの指導を受けて完成させていきました。
3月12日に集大成となる研究発表会が行われました。経済学部教員とそのゼミ生代表が審査を行い、質疑への受け答えも加味して順位が決められます。今回は採点表の得点の枠にとらわれない「特別賞」も新設され、各章ごとに3チーム、計12チームが入賞となりましたが、どんな結果も今後に繋げてくれることを願っています。
結果発表と教員からの講評の後は、ヒルトップ(学生食堂)にて懇親会が催され、佐藤学部長は「誇りと自信をもって経済学部を引っ張っていってほしい」と激励しました。生徒たちは思い思いに談笑し、出身校の垣根を越えて、「4年間を共にする学部の友人」となっていました。