2024年7月17日、経済学部の科目「キャリアデザイン ホスピタリティ・マネジメント(担当:後藤 孝夫)」の授業において、日本航空株式会社(JAL)の皆さまの前で課題の最終プレゼンテーションが行われました。
この科目は、ホスピタリティ産業(エアライン・ホテル・テーマパークなど)におけるホスピタリティ・マネジメントのあり方について、理論的かつ実践的に学ぶというものです。
扱う内容は各業界の基礎知識・ホスピタリティの要素というケーススタディから始まり、人材の雇用・育成や組織の成長、ESG経営とホスピタリティの関係性、そして実践として身だしなみや表情の作り方に至るまで多岐にわたり、受講生は顧客視点・従業員視点および経営者視点からホスピタリティというものを多面的に理解していきました。
10回までの講義のあと「20年後のホスピタリティを考える」というテーマで2回のグループワークが行われ、前期13回目となるこの日、受講生による8チームがそれぞれ考えた未来のホスピタリティについて発表しました。
ホテルやエアライン(空港)のサービスのほか、多かったのはテーマパークを取り上げるチームでした。また各チームとも急速に発達するAIのメリット・デメリットについてもよく考えており、協働または分業することで人とAIそれぞれの利点を活かしあえるように論を組み立てていました。講評ではそうした点についてもJAL講師の皆さまからお褒めの言葉をいただき、終始緊張気味だった学生たちもほっとした様子でした。
中央大学では社会や地域の持続的な発展とグローバル人材育成に寄与することを目的として、2018年度にJALと全学包括協定を締結。経済学部の人気科目である「ビジネス・プロジェクト講座」に2015年度の開講当初からご参加いただき、2021年度からは本講座「キャリアデザイン」にもご協力いただいています。