経済学部

経済学部/FLP国際協力プログラムの林光洋ゼミ4年生が浦和学院高校の生徒に向けて模擬授業とキャンパスツアーを実施

7月1日(土)、浦和学院高校の生徒たち約40名が多摩キャンパスの見学に訪れ、経済学部およびFLP国際協力プログラムの林光洋ゼミ4年生による、模擬授業を受けました。

模擬授業は、林ゼミの紹介から始まり、ゼミ生は昨年度に3つのグループそれぞれが実施した研究プロジェクトの概要について、コロナを乗り越えて3年振りに行くことのできた海外現地調査の写真をスライドに映しながら説明しました。

林ゼミ生は、自らの目で見てきた「マニラ首都圏の貧困と格差」の実態を写真も交えて説明し、その要因として、家庭環境、教育格差、汚職などが考えられると指摘。そしてこの状況に対処するために「フィリピン側と先進国(日本)側それぞれの政府、民間(企業・NGOs)、国民は、何ができるのか、何をするべきなのかについて考えよう」というのがこの日のグループワークの課題でした。

浦和学院の高校生たちは4チームに分かれ、そこに林ゼミのメンバーが2名ずつファシリテーターとして加わりました。自己紹介もそこそこにしてディスカッションが始まり、話し合う中で出てきたさまざまなアイディアをポストイットに1つずつ書き込み、模造紙に貼って整理していきます。どのチームも熱心に検討しており、予定時間をオーバーするほどでした。話し合いを終えた後のチームごとの発表では、ポストイットの貼られた模造紙を使い、目線をしっかり上げ、落ち着いて堂々と自分たちの考えを伝えてくれました。

休憩を挟んで大学生への質問コーナーとなりました。浦和学院の高校生たちは、事前にオンラインで、受験や大学生活に関するさまざまな疑問・質問を林ゼミ生に宛てて送っていました。一般受験で入学した学生、1人暮らしをしている学生、アルバイトに力を入れる学生など、それぞれの質問に対する回答者として適任の学生がマイクをとり、ユーモアも交えながら、的確に説明していました。

この日の最後は、模擬授業の会場であった多摩キャンパスの奥に建つ経済学部棟からモノレール駅手前のフォレストゲートウェイまでの簡単なキャンパスツアーとなりました。経済学部のゼミ室や8号館の大教室、学食、生協店舗、図書館などの施設の説明を挟みつつ、梅雨の晴れ間を高校生と大学生が楽しそうに話しながら歩いていました。