経済学部

品川女子学院の高校生が多摩キャンパスを来訪し、林光洋ゼミの授業に参加しました。

2023年5月16日(火)5限に、品川女子学院の高校2年生と3年生の9名が多摩キャンパスを訪れ、経済学部およびFLP国際協力プログラムの林光洋ゼミ(以下、林ゼミ)の3年生の演習に参加しました。
品川女子学院のグローバル教育部部長で英語科の山岡幸司先生が、FLP林ゼミの1期生であったご縁でこのような運びとなりました。

ゼミ生による、林ゼミについての説明から始まり、動画・パワーポイントを用いて、学生主体のゼミであること、開発経済学や国際協力について学ぶゼミであることや、過去の活動実績などが紹介されました。
続いて林ゼミが主体となって構成されるフェアトレード推進学生団体のFACT(ファクト:中央大学フェアトレード委員会)の紹介がありましたが、山岡先生はこのFACTを立ち上げたメンバーであったということを林先生が話すと、高校生とゼミ生、両方から感嘆の声が上がりました。

続いて林ゼミ3年生の3つの班から、研究テーマと、今夏の海外現地調査に向けた動きなどの発表がありました。クイズを交えて、高校生に興味や関心をもってもらえるような工夫が見られました。各班とも大先輩である山岡先生からの温かい講評を受け、改善するべき部分などに気づくことができました。それぞれの研究計画書に今後もっと磨きをかけていくことが期待されます。
また時間に限りがあったものの、高校生からもよく聞いていないと出ないような質問が投げかけられました。

5限の最後は交流会となり、準備した3テーブルに3人ずつ入ってもらっていた高校生からさまざまな質問が出され、林ゼミのメンバーが回答したり、関連したことについて追加的な説明をしたりしていました。大学生活、志望学部・分野、留学などについてや発表のあった研究内容についての質問、話題でどのテーブルも盛り上がっていました。

5限が終わり6限目になると、ゼミ生たちは英語での輪読に挑むため、別室にて林先生が、高校生にゼミや国際協力についての説明と質疑応答を行いました。
ゼミでの学び、学部横断型学修プログラムFLPの特徴と利点、海外現地調査を含む研究プロジェクトの進め方、卒業生の進路などを説明したのち、自由な質問タイムに移りました。品川女子学院の高校生たちは、「国内にも貧困問題があるのに、なぜ国際協力をしなくてはいけないのか」、「なぜ貧困問題が長らく解決しないのか」、「開発経済学とはどのような学問なのか」、「途上国に本当に必要な支援や協力はこれだな、と思ったものは何か」などさまざまな質問をぶつけ、林先生はそれらに対してわかりやすい表現で丁寧に回答していました。