2023年1月17日、経済学部の科目「キャリアデザイン(エアラインビジネス)」の最終回があり、日本航空(JAL)の皆さまに見ていただきながら学生たちがグループワークを仕上げました。
22年度後期の「キャリアデザイン(エアラインビジネス)」は、世界と日本の航空事情、航空産業の歴史などの基礎知識から始まり、マーケティング、リスクマネジメント、パイロットや客室乗務員の業務など、航空業界をさまざまな切り口から学んでいくものでした。
講座の達成目標として「エアラインビジネスの業務についてその全体像を説明できる」「ポストコロナ・環境問題並びに技術の進歩など、将来のエアラインビジネスに影響を与える要因について説明できる」などが設定されており、最後の2回では航空業界の課題解決を考えるグループワークとなっていました。
グループワークは、これまでの授業内容のなかからグループごとに分析課題を1つ選択し、図書館の新聞記事データベースを利用して記事を検索したうえで、記事の内容も参考にして課題に対する解決策を提案してもらうものでした。
アニメツーリズムあるいはふるさと納税とエアラインビジネスの現状を結び付けて分析したグループやエネルギー問題あるいは労働力不足の視点から今後のエアラインビジネスを分析したグループなど、グループごとに多岐にわたる課題を分析しました。授業時間をいっぱいまで使ってクオリティを高めるグループも多く、自身のところができあがっていてもほかのグループにアドバイスをしたり、一緒に取り組む学生も見られました。
また、航空業界を志す学生は、JALの方々から熱心に情報収集をしていました。
中央大学では社会や地域の持続的な発展とグローバル人材育成に寄与することを目的として、2018年度にJALと全学包括協定を締結。経済学部の人気科目である「ビジネス・プロジェクト講座」に2015年度の開講当初からご参加いただき、2021年度からは本講座「キャリアデザイン(エアラインビジネス)」にもご協力いただいています。