経済学部

経済学部 & FLP国際協力プログラム林光洋ゼミの学生が相模原高等学校の生徒に模擬授業を行いました。

2022年09月30日

9月20日(火)、多摩キャンパスに神奈川県立相模原高校の生徒21名をお迎えし、経済学部およびFLP国際協力プログラムの林光洋ゼミの学生が「大学のゼミを体感しながらフィリピンの教育課題について考えよう」というテーマで模擬授業を行いました。

まずは林光洋 教授から、ゼミや大学の授業、中央大学の経済学部やFLPについての紹介がありました。その後バトンを受けたゼミのメンバーは、アイスブレイクの目的で「中大クイズ」を出題。多摩キャンパスの面積や学食のメニューについての4択クイズで、高校生からも笑顔がこぼれました。

この日の模擬授業はウェイストピッカー(=ゴミ山から資源・有価物を拾って売り、生計を立てている人々)の貧困と教育課題について考える演習です。高校生たちはまず、フィリピンのゴミ山で“働く”少女のドキュメンタリー動画を視聴しました。
そして動画の中で気がついた「教育関連の具体的な問題点」を洗い出し、それらを解決するために「誰」が「どのようなことをするべきか」を挙げていくという課題に、5チームに分かれた高校生たちは取り組みます。高校生たちのチームに、林ゼミのメンバーがファシリテーターとして加わって、35分間のグループワークが始まりました。

県立相模原高校の生徒たちは時折笑顔を見せながらも真剣にディスカッションを行いました。最後に10分間の時間延長をしてもまだ足りないほどに、熱気の溢れる話し合いの時間となりしました。

発表のセッションでは、どの班も積極的に挙手をしてプレゼンの順を争い、模造紙にまとめられたさまざまな付箋を示しながら、それぞれのチームで話し合った、課題や解決のアイデアを詳しく説明しました。

最後に、林ゼミの学生が、生徒たちの発表の講評を行うとともに、「① 世界の状況について知ろう!」「② 1つの物事を多角的に見てみよう!!」というメッセージを発信して終了となりました。ゆとりのある進行だったため、残り時間は高校生から大学生への質問タイムとなり、生徒たちは思い思いの質問をぶつけて大学についての情報収集を積極的に行っていました。