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2021年12月08日

経済学部の授業「国際開発論」(林 光洋)において途上国の開発・電力事業で活躍する卒業生の公開講演会を開催

11月30日(火)3時限目、経済学部の授業「国際開発論」で、インドにて分散電源ビジネスに取り組む山田晃一氏(2009年経済学部国際経済学科卒、林光洋ゼミナール第3期生)による公開講演会が開催されました。

山田氏は卒業後三井物産株式会社へ入社。アジア、アフリカ地域におけるインフラ事業開発に携わり、2019年11月からはインドのOMC Power社へ出向。現地でCFO(最高財務責任者)兼CAO(最高総務責任者)を務めています。


同社への出向前の2019年9月にも山田氏は来校されており、「世界から電気の無い村をなくそう-アジア・アフリカにおける分散電源への挑戦-」と題したそのときの講演では、電化ビジネスの計画や事業化までの最前線の取り組みが語られました。それから2年経っての今回の講演は「途上国の農村に電気を通す -インドにおける分散電源ビジネス-」と題され、OMC Power社における電力事業の紹介を軸に、山田氏のこの2年間の取り組みがつぶさに分かるものでした。

 

 

山田氏 講演 「途上国の農村に電気を通す -インドにおける分散電源ビジネス-」

同氏はインドの電力事情の実態として配電ロス率の高さ(世界でも上位)などの問題点を挙げ、「2年前の電気代の徴収が昨日くる」という冗談のような現地の話を交えながら、様々な悪循環を抱える電力公社の経営状況、それでいながら農村部でも電力需要が年々伸びている実情など、需要と供給のアンバランス加減を分かりやすく説明してくれました。

通信会社・携帯基地局を主要顧客として小規模な太陽光発電所を作り、そこから農村の学校、病院、小規模の店舗や個人に売電していくというビジネスモデルの説明は、収益の安定性の担保やその後の展開に至るまで非常に説得力がありました。並べられた現地の写真は、OMC Power社の電気によって、農村の小規模事業者や低所得世帯の生活水準が確実に向上していることを示すものでした。

最後に山田氏は学生への応援メッセージとして人生の指針を示して締めくくり、約100名が参加した公開講演会は終了しました。

 

 

林光洋ゼミとの懇談会

3時限目が終了した後、40分程度の短い時間でしたが、林光洋ゼミの学生とのオンライン懇談会が開催されました。限られた時間の中で、後輩の学生たちはさまざま質問をぶつけ、先輩である山田氏はそれを丁寧に聞き取り答えていました。

電力事業についての質問に加えて、山田氏のキャリアや働く上での心構えについてのものも多く、学生らが、世界で活躍することを自分事として考えているように感じられる懇談内容でした。

 

 

OMC Power社の取り組みが下記メディアで取り上げられます。

【放送(予定)】

【雑誌掲載】

  • 日経ビジネス 2021年12月6日号