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2020年07月10日

経済学部教授 佐々木創の共著ガイドラインが国連環境計画より刊行されました

経済学部教授 佐々木創が共著者として執筆した“CCET guideline series on intermediate municipal solid waste treatment technologies Waste-to-Energy Incineration”が国連環境計画(UNEP)より刊行されました(※1)

概要

世界銀行(2018年)によると、世界の年間廃棄物発生量は、2016年の20億1000万トンから今後30年間で34億トンに急増すると予想されており(※2)、この傾向は特にアジアやアフリカが顕著に当てはまります。
本ガイドラインでは、アジアの開発途上国の都市部における都市固形廃棄物(MSW)の廃棄物エネルギー(WtE)焼却技術に焦点を当てています。WtE焼却は廃棄物量削減とエネルギー回収の選択肢の1つですが、WtE焼却プラントだけでは既存の廃棄物問題を解決できません。適切な技術としてWtE焼却を選択する決定は、それぞれの都市または国の統合MSW管理計画に基づいて行われるべきです。
このガイドラインでは、国家および都市レベルの意思決定者や政策立案者、住民、および他の利害関係者を支援することを対象に、WtE焼却技術に関する包括的な理解を提供し、MSWの意思決定プロセスにおける主要な評価基準と事前チェックフローを提案しています。

著者コメント

タイでの在外研究中に参加した国際学会での発表(※3)を契機に、共著者から本ガイドラインの企画への参加を打診されました。「各種の国際機関が発行しているガイドラインは専門的過ぎて難しく、幅広い利害関係者に分かりやすいガイドラインを作成しよう」という企画趣意に賛同して快諾しました。刊行になるまで約1年半もかかりましたが、共著者だけでなく査読者と共に苦心した労作になったと思います。