10月28日(水)、商学部の授業科目「社会思想史(担当教員:鳴子博子 教授」において、株式会社アサインによる特別キャリア講義を行いました。
実施報告
◆講義概要
株式会社アサインキャリアプラットフォーム事業部長である福田氏と中央大学OBかつ同社の川尻氏をお招きし、「社会思想史とキャリア観」というテーマで特別講義を実施しました。社会思想史の中で主要な思想家であるホッブズ・ロック・ルソーの思想と現代のキャリア観を関連付ける内容になっています。
「早期からのキャリア戦略」というテーマで現代のキャリアを取り巻く環境を解説し、外的要因だけでなく、「価値観」からキャリアを考える重要性についてお話いただきました。変化の激しい現代社会だからこそ、一人ひとりが自分の好きなことや得意なことを言語化して、能動的にキャリアを考えていくことの重要性について解説いただきました。
◆受講学生の感想(抜粋)
「3人の思想家の考え方と現代の具体的な職種を結びつけた内容が興味深かったです」
「社会思想史とキャリアを結び付けるのが斬新で、今後の授業にさらに興味が湧きました」「価値観をもとに自分が何に興味があるのかなど自分をしっかり分析してから自分に合った職を選ぶことが大事だと知りました」
◆株式会社アサイン 福田氏からのメッセージ
貴重な機会を頂きましてありがとうございました。思想家と現代のキャリア観を紐づけるアプローチは初めての取り組みでしたが、講義後アンケートではポジティブなコメントを多く頂けて大変嬉しく思います。質疑応答では、多くの質問があり、積極的に取り組んでおられる姿勢に感銘を受けました。今回の講義がキャリアを考える一つのきっかけになっていれば幸いです。
◆鳴子からのコメント
社会思想史と現代キャリアとは、一見すると結び付きにくく思えるテーマですが、社会状況と自分の大事にしている価値観とをどう関連付けるかは、時代を超えて共通する観点であると改めて感じました。斬新な切り口のお話に学生は驚き、一人ひとりが社会思想史を独自のアプローチで自身のキャリアと関連付けて考える良いきっかけをつくってくださったように思います。
 
中央大学商学部では、幅広い企業や団体からの協力を得て、各業界の最前線で実務に携わるビジネスエキスパートの講師から、直接指導受けれる機会として、ゲストスピーカーによる特別講義を実施しています。