理工学部

さくらサイエンスプラン(JST)にて清華大学(中国)の大学院生4名、ポスドク1名、引率教員1名と共同研究をしています。

2018年11月22日

 理工学部・理工学研究科では、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「日本・アジア青少年サイエンス交流計画」(「さくらサイエンスプラン」)に応募し、B.共同研究活動コースに採択されました。B.共同研究活動コースに採択されるのは、中央大学で初めてのことです。この計画では、清華大学(中国)から大学院生4名、ポスドク1名、引率教員1名を招聘し、中央大学後楽園キャンパスで共同研究を実施しています。滞在期間中には、各種施設訪問見学、研究室での研究などの活動を予定しています。期間は11/21~12/5の15日間。

 

 この交流計画は、理工学部教授の加藤俊一が中心となって実施するもので、テーマ及び趣旨は、以下の通り。

【テーマ】

「製品やサービスのデザインに対する感性認知の国際比較」

【趣旨】

利用者に使いやすさ・わかりやすさを感じさせるために、想定する利用者の年齢や性別、育った文化の違いを考慮して、製品やサービスがデザインされるようになってきた。しかし、近年急速に増えてきている人工知能が搭載された製品やサービスに対して、利用者が信頼感・親近感を感じるためには、その外観・インタラクション方式がどのような要件を満たすべきか、未詳な点が多い。
本交流テーマでは、本格的な共同研究立ち上げの準備として、人工知能が搭載された製品やサービスのインタフェースに対して、日本・中国の文化的背景の違いによる主観評価の違いを共同で調査・分析することを試みる。

 

(清華大学について)
国務院教育部直属の国家重点大学であり、14の学院と56の系を有する総合大学。各界に多数の人材を輩出しており、特に工程技術人材を大量に養成してきたため、「エンジニアの揺籃」とも称される。大学評価の世界的指標であるタイムズ・ハイアー・エデュケーションによる「世界大学ランキング 2017-2018」では、北京大学に次ぐ30位である。
経営システム工学科(工業工程系)は、1992年に大学院の課程から創設された。米国のパデュー大学から経営システム工学・Human Computer Interactionの世界的な大家であるProf. Gavriel Salvendyを学科長に迎え(現在は名誉教授)、学部教育も含めて、教育研究を推進している。