2024年9月27日、中央大学総合政策学部の中村周史准教授の研究室は、町田市役所経営部経営改革室の職員を迎え、2024年度町田市市民参加型事業評価に向けたメタバース空間のレイアウトや運営補助についてのオリエンテーションを行いました。
町田市では、市民の声を市政運営に反映させるため、毎年「市民参加型事業評価」*1を実施しています。この事業評価は、市の様々な事業を市民が評価し、改善策を提案する貴重な機会であり、現地での参加に加えて、オンライン参加も可能です。2024年度の評価では、通常のオンライン配信に加え、新たな試みとして「メタバース空間」での参加が予定されています。
中村研究室は、今年度の事業評価で有識者評価人を務めるとともに、メタバース空間の運営補助や司会進行も担当します。今回のオリエンテーションでは、メタバース空間「MetaLife」を活用し、会場設営に関する説明が市の職員から行われました。学生たちは実際にメタバース上で操作を行い、楽しみながら基本的な機能の理解を深めました。
今後、研究室ではメタバース空間の会場レイアウトの最終調整や、必要な案内の設置、来場者向けのクイズ作成など、実施日に向けた準備を進めていきます。この取り組みは、デジタル技術を活用し市民参加の幅を広げる画期的なプロジェクトであり、総合政策学部と町田市の連携協定*2に基づいて実施されています。
総合政策学部准教授 中村周史の専門分野は、応用マクロ経済学です。
*1:2024年度町田市市民参加型事業評価について(町田市公式ホームページ)
*2:町田市と中央大学総合政策学部は2024年4月1日に「行政経営改革に関する連携協定」を締結しました