国際情報学部
日本製鉄株式会社に内定

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iTLを進学先に選んだ理由を教えてください。
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高校時代は、数学や物理学、情報学といった数理系の学問を学ぶ機会が多かった一方で、それらの基盤となる知識を社会に実装する上で必要となる法律学や倫理学を学ぶ機会が少なかったところ、iTLでは情報の仕組みと情報の法学を二軸で学ぶことができることを知り、実社会に通用する実践力を身につけることができると考え、進学先として選択しました。また、入学当初は公務員になるという道も選択の一つとして考えており、自身の強みである数理系の知識を昇華しつつ、新たに法律系の知識を学ぶことができる点で、iTLが最も自身の将来設計と合致していると思い、進学先に選びました。
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iTLの授業科目の中で最も印象深かった科目を教えてください。
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一つ目は「情報政策ワークショップ」です。本科目は、現役の行政官の講義を基に具体的な政策を企画し学生間で討論・発表するという科目であり、日本の情報政策の実務を学ぶことができる上に、実践的なグループワークを通じてビジネス・コミュニケーション力を向上させることができる点で、就職活動でも大いに通用する力が身につきました。
二つ目は「ICTビジネスと公共政策」です。本科目は、産官学の多様な専門家の講義を踏まえ、公共政策の在り方や具体的な施策についてグループワークを行うという科目です。「情報政策ワークショップ」では政府・行政の目線で政策立案を体験できることに対し、「ICTビジネスと公共政策」は民間企業や研究機関の目線からも公共政策を検討するため、それぞれの観点を経験でき、視野をより一層広げることができました。 -
ゼミでの研究テーマ、卒業論文・卒業制作のテーマを教えてください。
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私のゼミでの研究テーマは「電子投票」であり、「インターネットを活用した電子投票を国政選挙に導入する上で求められる選挙ガバナンス」をテーマに、卒業論文を執筆しました。具体的には、現在、地方選挙でのみ認められている電子投票を国政選挙に導入しつつ、インターネットを用いてリモート環境で投票するにはどのような制度や技術が必要なのか、また、海外ではどのような成功事例・失敗事例があるのかを調査し、考えるべき選挙ガバナンス(選挙を円滑に実施するための法律や技術要件)を特定しました。この際、特に意識したことの一つ目が、私は岩隈ゼミに所属し、憲法学を主として学んだため、参政権の中に投票する権利を新たに読み込み、その権利を電子投票によって実現するという考え方を論文に組み込んだことです。そして二つ目が、iTLでの学びを踏まえ、情報学と法律学、国際的視点を複合した学際的な論文を目指したことです。本論文の執筆を通じて、日本における投票制度の在り方を新たに提言しました。
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ゼミの中で自分が成長できたと思うところを教えてください。
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私は岩隈ゼミでの学びを通じて、「集団におけるコミュニケーション力」を身につけることができました。具体的には、学期終わりの打ち上げや新入生の歓迎会の幹事、ゼミ調査研究の企画など、ゼミでの各種イベントをメインで担当し、これらの活動を通じてどのような予算規模で進めるか、告知・リマインドのタイミング、当日の進行など、社会人になっても必要となるスキルを身につけることができました。このような「集団におけるコミュニケーション力」は、その後のインターンシップや就職活動において非常に役立ちました。
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アルバイトやインターンシップ、サークル等、正課外の活動について教えてください。
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特にインターンシップに取り組みました。2年生では省庁インターンシップ、3年生では就職活動に紐づくインターンシップ、4年生ではより実務的な長期インターンシップに従事しました。省庁インターンシップでは、DXの重要性・必要性を体感する機会を得ました。3年生での就職活動に紐づくインターンシップでは、選り好みせずに多様な業界・業種のインターンシップに参加し、自身が社会に出た時にどう在りたいのか、そして、何を成したいのかを再確認し、就職活動に臨みました。4年生から始めた長期インターンシップでは、2期目のベンチャー企業に情報システム担当として従事し、社内のガイドライン整備やツール導入、企業のセキュリティ認証規格であるISMSの取得プロジェクトの推進など、実務レベルで学ぶことができました。
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大学生活を経て、なぜその内定先に応募しようと思ったのか教えてください。
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大学生活では、種々の講義を通じて情報の仕組みや法律、倫理的観点などを修得し、どのようなアプローチで社会に実装していくのかという方法論を学びました。その上で、様々な業界・業種のインターンシップや面接に参加し、将来にわたって日本が繁栄するにはDXを通じた日本のものづくりの再興こそが必要であるという考えに至りました。この観点から、3年生の夏季休暇明け頃には志望業界を製造業界とエネルギー業界に絞り、当該業界の中でもリーダーシップを発揮できるような企業を中心に選考に参加しました。その際に参加した複数のインターンシップを通じて、あらゆるインフラ・ものづくりの原点には鉄があることに気づき、冬頃には鉄鋼業界、特に国内外に大きな影響力を有する日本製鉄を第一志望に定めました。特に、日本製鉄はDXの推進による製鉄プロセスの効率化を事業計画の一つに掲げている点で自身の学部での学びや関心とリンクするところが多いことに加え、USスチールの買収をはじめとする世界に打って出る積極的な姿勢に強く感銘を受けたことが応募のきっかけでした。
日本の100年先をつくるような大きな仕事に興味がある方は、将来の進路の候補の1つとして日本製鉄をお勧めします。 -
iTLでの4年間はいかがでしたか。
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多種多様な講義が用意されており、また実務家による講義も多く、社会人として働くことを想定した実践力重視の講義が豊富な点で、非常に満足度の高い4年間でした。特に、上述した「情報政策ワークショップ」や「ICTビジネスと公共政策」など、一方向的な講義ではないワークショップ型の講義が多数開講されており、時代に即した先端的な学びができたと感じています。また、iTLでは2年生の後期からゼミを選択することが可能なため、自身の興味がある学問・領域の学びに早期から関わることができ、より深みのある研究ができます。以上のように、学習・研究の環境は十分に整備されており、興味があることを好きなだけ学ぶことができる点が良かったと思います。
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受験生へのメッセージをお願いします。
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何よりも「睡眠」と「食事」を大切にしてください。私自身もそうでしたが、重要なイベントを前にすると緊張や事前準備から、睡眠時間を削ったり、食事をカットしたりしがちだと思います。無論、当事者としては睡眠・食事よりも目の前にある大きな壁を攻略することの方が重要だと思うこともよく分かります。しかしながら、睡眠・食事のカットはパフォーマンスの低下に直結し、肝心な時に最大限の成果をあげられないことも少なくありません。生産性がより求められる時代だからこそ、睡眠と食事を重視してください。皆さんが無事に第一志望の大学に受かることを心より祈ってます。頑張ってください!






