国際情報学部
株式会社NTTデータに内定
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iTLを進学先に選んだ理由を教えてください。
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漠然と情報系で働きたいという思いがあり、情報系について学べるiTLを選択しました。当時はIT系だけでなく法律や政策についても興味があったので、学際的な学びを提供してくれるiTLは魅力的な選択肢でした。海外へのICTインターンシッププログラムなど、国際的な要素が強かったこともiTLの魅力を補強していました。自分自身の目標が明確に定まっていなかったからこそ、自分の興味関心を多角的に伸ばすことを期待し、iTLへの進学を決定しました。
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iTLの授業科目の中で最も印象深かった科目を教えてください。
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「情報政策ワークショップ」
数回の授業をセットとし、現役の行政官の方から政策の説明を受けながら、学生で情報通信についてオリジナルの政策を考えます。多角的な視点を持つことの重要性を学びました。
「国際ICTインターンシップ」
国内研修とアメリカサンフランシスコでの研修を行います。半年ほどをかけて国内外の情報技術の動向を学び、現地での見学を通して学びを深めることができました。現地でお世話になったホストファミリーとは今でも交流があり、日本の花火大会を案内しました。私の人生を豊かにしてくれた科目だと思っています。 -
ゼミでの研究テーマ、卒業論文・卒業制作のテーマを教えてください。
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私の所属する須藤ゼミでは、DXやAIの社会実装にまつわる課題研究をしています。スタンフォード大学やIT企業の発行する調査報告書などを基に、日々進化する情報技術についてその在り方を議論してきました。現在は卒業論文の作成に取り組んでおり、中小企業のDXにおける阻害要因について企業構造に着目しながら調査検討を続けています。卒業後の自分自身の活動にも関係するため、より良い研究となるように共同研究者と議論を重ねています。
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ゼミの中で自分が成長できたと思うところを教えてください。
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ゼミでの活動を通じて、論理的思考能力と情報処理能力が身に付きました。須藤ゼミでは、普段のゼミ活動のほかに学会などへの参加があります。AIやWeb3などについて論理的に理解するだけでなく、それらを再構築して説明することが求められます。学会発表などに積極的に参加して自分自身の意見を他者とぶつけた経験は、インターンシップや就職活動においても良い結果をもたらしてくれました。また、最新の技術や政策情報について取り込む習慣が身に付きました。ゼミの報告では文献以上の情報を共有することが求められるので、それに応えるために英語文献等を多く読みこなせるようになったことは、自分が成長出来たことだと思います。
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アルバイトやインターンシップ、サークル等、正課外の活動について教えてください。
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- サークル
AI研究会と軽音サークルに所属していました。
AI研究会では有志でAIについて更なる研究を行ったほか、先輩方のおかげで有名IT企業への見学を行うこともできました。研究会の代表を務め、主体性を身に付けることができたことも良かったと思います。軽音サークルでは、学内外問わず多くのライブに出演させていただきました。iTL Fest.(大学祭)のステージでお客さんを前に演奏したのはよい思い出です。 - 映像制作
作曲をしていた友人からの依頼で、ミュージックビデオの制作を始めました。最初は知識も何もない中で失敗を繰り返しながら、簡単な映像を長い時間をかけて作っていました。締め切りに追われながら、大会に出すMVを制作チームでああでもないこうでもないと試行錯誤しながら作り上げたのは、今でもとても大切な思い出です。気がつけば3年半以上続けることとなり、収入の面でも大きく助けられました。これからも趣味として細々と続けていければと思っています。
- サークル
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大学生活を経て、なぜその内定先に応募しようと思ったのか教えてください。
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大学での授業やゼミでの学びを経て、日本をITの側面から支えたいと考えたからです。社会の変化に伴い、デジタル技術による解決が求められる様々な社会課題が出てきています。それらを克服するべく、民間だけでなく公共分野においても様々な取り組みが行われています。NTTデータは公共分野において強みを持ち、マイナンバーをはじめとする数多のITシステムを構築し、古くから日本のIT基盤を支えてきました。そういった企業で自分自身を磨き上げ、日本の行うIT施策をIT人材として支えたいと思います。
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iTLでの4年間はいかがでしたか。
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やりたいことをやり続けた4年間でした。良き友人に恵まれ、学問、趣味、遊びすべてにおいてやれるだけのことをやりきってきたと確信しています。私にそんな機会を与えてくださった方々に感謝しています。そしてこれからもよろしくお願いします。
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受験生へのメッセージをお願いします。
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大学進学とは一つの通過点です。どの大学に行っても、天才は寝る間も惜しんで努力を続け、秀才はそれに追いつこうと更に努力を重ねています。成し遂げたい目標に向かって進む覚悟がなければ、有象無象の中に埋もれることになるでしょう。私は今でも浅学非才なままですが、iTLでの学びは私にITの世界で働くことへの自信を与えてくれました。周りの言葉には耳を傾けながらも、自分の信じた道を進んでください。