国際情報学部
セールスフォースジャパンに内定
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iTLを進学先に選んだ理由を教えてください。
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ITに関する勉強がしたかったからです。高校2年の1月ごろからコロナウイルスの影響を強く受けたため、非常に制限が多かった高校生活でした。パンデミックの間、リモートワークプラットフォーム等のITを駆使した新しいサービスが次々と登場し、私たちの生活を大きく変えました。この経験から、ITの力で社会課題を解決し人々の生活を改善できることを実感しました。また、情報技術の発展が急速に進んでいる現代において、ITの知識とスキルを身につけることは、キャリアを築く上でも大きな強みになると考えました。以上の理由からiTLへの進学を決意しました。
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iTLの授業科目の中で最も印象深かった科目を教えてください。
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技術を中心に据えた事業戦略の分析・立案に必要な思考を学ぶ「技術戦略論」が最も印象に残っています。この科目は多くの企業の事例を通じて、技術と事業戦略の関係性を深く学ぶことができるため、具体的かつ身近な問題としての理解ができます。情報社会の現代において、情報技術の活用なしに事業戦略を立てることは難しいと考えています。その点において、「技術を基盤とした継続的な企業成長を実現するための必要な考え方」を主体的に学ぶことができるとても印象深い科目でした。
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ゼミでの研究テーマ、卒業論文・卒業制作のテーマを教えてください。
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バーチャル顔ハメに関する研究です。透明ディスプレイを使用して、飯尾先生が開発した「バーチャルで行う顔ハメシステム」を多くの人に体験してもらいたいと考えています。オリジナルのシステムでは、外部カメラを使用した際にドロステ効果を起こしてしまう、画像が読み込めないといったエラーが発生してしまいました。ドロステ効果とは、画像や図形の中に同じ画像が繰り返し現れる視覚的な効果です。これは、無限のループを作り出すもので、視覚的な階層が続くように見えます。現在は、11月に開催されるiTL Fest.で来場者の方々にこのシステムを体験していただくために、ゼミ内の実験で明らかになったエラーの修正やシステムの改良に注力しています。
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ゼミの中で自分が成長できたと思うところを教えてください。
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興味の幅を広げることができました。飯尾ゼミでは、国内外への研修がたくさんありました。バンコクの現地の大学生との対面での異文化間交流と、沖縄での調査実習に参加しました。バンコクでは、多様な価値観を持つ学生たちと交流を深める中で、自分の考えを客観的に捉えることができました。また、国際社会で活躍するためには思考を限定せず、広い視野を持つことが必要であることを学びました。これらはゼミに所属していなければ得られなかった経験であり、自分を成長させることができた経験であったと考えています。
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アルバイトやインターンシップ、サークル等、正課外の活動について教えてください。
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情報処理技術者試験の学習に注力しました。高校の先輩に勧められたことをきっかけに、この試験への挑戦を決意しました。大学入学前まではITに関する知識や経験はありませんでしたが、大学入学後に継続的に学習を進めたことで、1年次にITパスポート試験、2年次に基本情報技術者試験、3年次に応用情報技術者試験に合格することができました。試験への学習を通して、自分の興味分野を確立することができました。今後は領域を限定した学習をし、より専門性を高めたいと考えています。
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大学生活を経て、なぜその内定先に応募しようと思ったのか教えてください。
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あらゆる形で顧客の成功を支援できるという点に惹かれたからです。大学4年間を通じて、ITで多くの人の成功を支援する仕事がしたいという思いが生まれました。就職活動を始めた当初は営業職を志望していましたが、技術的な専門性も高めたいとも考えていました。その中で、ビジネスとテクノロジーの知見を両立させるプリセールスという職種に出会い、興味を持つようになりました。Salesforceはこれらの目標を実現できる環境だと感じたため、最終的に就職する選択をしました。より高いパフォーマンスが求められる中で、スキルだけではなく人間性も磨き、多くの方から信頼される人材となれるよう努めたいです。
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iTLでの4年間はいかがでしたか。
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周りの人に恵まれた4年間でした。iTLで扱う全ての分野において基礎知識がない中で始まった大学生活でしたが、友人や先生方に恵まれ成長することができました。特に友人たちにはとても感謝しています。学業面だけではなく、私生活でも仲良くしてくれたため充実した大学生活を送ることができました。卒業後はそれぞれ違う進路に進みますが、iTLでの4年間と同様に、切磋琢磨して高め合っていけたらいいなと思います。
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受験生へのメッセージをお願いします。
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周囲からの見られ方ではなく、自分が何をしたいか、何を学びたいかを大事にしてください。環境も大事ですが、1番大事なのは自分が何をするかだと思っています。進学は目的ではなく、皆さんの将来のための選択肢の一つです。皆さんが心から進学したいと思い、努力する目標がiTLだととても嬉しいです。結果がどうであれ、努力した過程は必ず皆さんの力になります。悔いの残らないよう、自分を信じて最後まで頑張ってください!