国際情報学部

大成建設株式会社に内定

大成建設株式会社に内定! 川邉周矢さん

iTLを進学先に選んだ理由を教えてください。

多角的に物事を考える能力を養いたかったからです。
最初大学で法律を学びたいと考えていたことから様々な大学の法学部を調べていました。その際に法律のみを学ぶのではなく、法律と他の学問を複合的に学べる学部であるiTLの存在を知りました。私自身、将来多角的な視点で物事を捉えることのできる人材になりたいと考えていたことから、自分が当初から学びたかった法律とこれからの社会において必要不可欠である情報学の知識の両方を学ぶことのできるiTLに魅力を感じ進学先に選ぶこととなりました。

iTLの授業科目の中で最も印象深かった科目を教えてください。

2つあります。
1つ目は「データサイエンス基礎」です。この科目はExcelを用いて実際に自分の手を動かしながらデータサイエンスに必要な知識を学ぶ講義となっています。この講義の最終課題ではタイタニック号の生存者に関する予測分析を行う等、この講義を通して実際にデータを分析することの面白さや難しさを体感することができました。
2つ目は「AI・ロボット法」です。この科目ではAI・ロボットの特徴とそれらのリスクや危険性を把握し、それらに対する法的な予防策、つまり予防法学に関する知識を学ぶ講義となっています。特に、トロッコ問題という自動運転について考える際に避けては通れない倫理的な問題について考えることが個人的に面白かったです。

ゼミでの研究テーマを教えてください。

「中央大学における地方出身学生の傾向分析」をテーマに研究を行っています。中央大学では年々首都圏以外の地方出身の学生が減少しており、特に2020年度以降では地方出身の学生の割合が30%を切っているという現状があります。そこで中央大学に入学する地方出身の学生が減少している要因を地方に設置している試験会場の影響度や各都道府県の教育費や平均所得を始めとした地方格差等の角度からデータサイエンスや統計学の知識を用いて分析を行っています。

ゼミの中で自分が成長できたと思うところを教えてください。

2つあります。
1つ目はプログラミング能力です。私はpythonというプログラミング言語を用いて研究を行っています。研究開始時、pythonに関する知識がゼロでしたが、根気よくpythonの勉強を続けたことでプログラミング能力が向上しました。
2つ目は説明力です。私が所属しているゼミでは、研究の進捗を先生やゼミ生の前で発表する時間が設けられています。その際に、皆さんに自分の進捗を理解してもらうために相手にとって分かりやすい発表内容や資料を心がけており、そのため相手に合わせた説明を行う力が成長したと考えます。

アルバイトやインターンシップ、サークル等、正課外の活動について教えてください。

鉄道会社で駅員のアルバイトをしています。そこでは駅のホームに立って列車の定時・安全運行を支えています。加えて、日々の業務においてお客様一人一人に寄り添った接客を心がけています。
また、学校応援プロジェクトに所属しており、そこで中学生にプログラミング教育を行いました。実際に自分たちの手を動かして簡単なゲームを作成してもらうことでプログラミングに対して興味を持ってもらえる授業構成を意識した結果、中学生に楽しんで授業を受けてもらえました。

大学生活を経て、なぜその内定先に応募しようと思ったのか教えてください。

1つ目は駅員のアルバイトの経験です。私が勤務している駅では近年駅改良工事が度々行われており、その際に限られた時間と空間の中で難しい工事を完成させた日本の建設技術に感動した経験から、建設業の仕事に興味を持ちました。
2つ目はiTLでの学びです。特にITを活用することで人々にどのような影響を及ぼすのかを学んできたことにより、ITを用いて人々や組織の役に立ちたいと思うようになりました。
以上の2つの経験から、建設業界でITを活用して人々や組織の役に立てる職種が用意されている大成建設株式会社に応募しました。

iTLでの4年間はいかがでしたか。

iTLでの4年間は自分の価値観や強みを認識することができ大変有意義なものであったと考えます。確かに最初の2年間は新型コロナウイルスの蔓延の影響により、なかなか思うような大学生活を送ることが難しかったです。その分その時の自分にできることを可能な限り挑戦し、自分自身を見つめなおす良い機会となりました。そして、そのことがあとの2年間にも活かされ、学業はもちろんのこと交友やアルバイト等で、貴重な経験を積むことができ、大変刺激的な4年間になったと考えています。

受験生へのメッセージをお願いします。

iTLは法律と情報技術の両方を学べる唯一無二の学部であり、AI・ロボットの進化が益々加速していくであろうこれからの社会において役に立つ知識を学べる数少ない学部の1つだと思います。そして、この学部では実用的・実践的な知識を学べるカリキュラムが整っているため、現代社会において求められている能力を養えられることが大きな特徴だと考えます。そのため、法律や情報技術について学んでみたい方はもちろんのこと、今大学で何を学びたいのか決まっておらず大学・学部選びで悩んでいるが、大学で学んだことを卒業後も活かしていきたいと考えている方にもお勧めできる学部だと思います。今みなさんは受験勉強で大変だと思いますが、自分の納得いく進路に進まれることを陰ながら応援しています。