国際情報学部

アクセンチュア株式会社に内定

アクセンチュア株式会社に内定! 冨島悠介さん

iTLを進学先に選んだ理由を教えてください。

法律とITの両面を学べる点が非常に魅力的であったからです。附属の高校に通っていた点や、もともと色々な学問分野に関心があった点から、学部選択は法学部と理工学部とiTLの3つで本気で悩んでいました。進路決定にあたり友人や家族、先生方と話し合いを繰り返し、「自分が何をやりたいのか」を明確化させていきました。最終的には、法学の側面と理系的な部分を両方学べるiTLが最も自分に合っていると考え、進学を決定しました。

iTLの授業科目の中で最も印象深かった科目を教えてください。

1つ目は、2年次の「情報政策ワークショップ」です。
この授業は学生同士のディベートがメインとなっている授業でした。授業3回分を1タームとして、①ゲストによる講演、②学生チームメンバー内での話し合い、③ディベートを行いました。テーマも政府の情報政策に関連するもので、ゲストには官公庁の方にお越し頂きました。学生同士でのディベートを成り立たせるため、発表内容から質問事項、スライドの詳細な部分までチームメンバーと議論しながら毎週を過ごしたのが非常に印象深いです。
2つ目は、3、4年次の「システムコンサルティング技法」です。
この授業は実際に個人が開発を行っていることを前提として進めている授業でした。私自身、経験不足から3年次に履修を断念して4年で受けるに至ったという点からも、非常に印象に残っています。授業では開発工程の中でも要件定義フェーズを中心とした超上流工程に関する方法論やコミュニケーション上の問題点について取り扱いました。システムを定義していくうえでの「目的」の重要性を就職前に学ぶことが出来て良かったです。

ゼミでの研究テーマを教えてください。

日本のDX政策について研究しています。
世界のデジタル競争に後れを取っている日本では、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を推進することが非常に重要です。そのために政府はDXに関わる様々な取り組みを行っています。その中でも私は「DX認定制度」に着目し、政府の複数の公開データから産業別DX取り組み状況を分析しています。最終的には、分析結果に基づいた有効な政策提言をまとめられればと考えています。

ゼミの中で自分が成長できたと思うところを教えてください。

一言で言うとリーダーシップ、具体的には常にコミュニティの全体最適化を追い求める思考力を磨くことができたと思います。
ゼミでは須藤修教授のもと、AIやメタバース、Web3といった最新技術に関わる資料から行動経済学に関する書籍の輪読を行い、AIやDXの社会的影響について学んでいます。他にも、学会発表に向けたチーム研究や企業との共同プロジェクトの参加、政府会議やAIサミットの傍聴など、前述の通常活動と並行して様々な活動を行ってきました。
同時に複数の活動が進む中で、ゼミ長としてのゼミの全体管理が求められる場面が多くありました。ゼミメンバー全員が同様の学習機会を享受しつつ意欲的な活動を継続すること、また教授と齟齬の無いやり取りを行うことなどを意識して連絡を行っていました。
須藤ゼミ全体がより良くなるために頭を回し続けたことで、大きく成長することができたと思っています。

アルバイトやインターンシップ、サークル等、正課外の活動について教えてください。

サークル活動として、2-3年次には「iTL AI研究会(以下、AI研)」の代表を、3-4年次には「Google Developer Student Clubs Chuo(以下、GDSC Chuo)」を立ち上げ、活動を展開しました。
AI研ではAIの社会的影響について理解を深めるべく、AI倫理をはじめとした関連文書を読み込みや議論を行ってきました。またスマートシティ研究や世界をリードする企業の社員の方との交流を行った点も印象に残っています。
GDSC Chuoは、GDSCという学生団体を中央大学に展開することで活動を開始しました。これは一言で言うと「開発サークル」といった立場で、技術に関心のある学生同士でチーム開発やプログラミング勉強会を行うなどしてきました。GDSC Chuoはそこに文系学部としての側面を加え、マーケティングやITに関わらないイベント企画等を充実させていきました。他の日本の大学のGDSCコミュニティとも違う、独自性のあるサークルにすることができたと考えています。

大学生活を経て、なぜその内定先に応募しようと思ったのか教えてください。

自身の目標達成を目指す上で、自身を成長させる環境が揃っていると考えたからです。
iTLの授業やゼミ活動を通じて、「安心安全の高度情報化社会の創造に携わる」という目標を持つようになりました。iTLで学んだことを活かしつつ目標の実現が可能な職種がコンサルタントであると考え、就職活動を進めてきました。
アクセンチュアに決定しようと思ったきっかけは、実際に働く社員の方の話を聞いた時です。そこでは、アクセンチュアという会社で働く上での顧客からの期待値の高さ、若い年次からプロジェクトでの貢献を求められることを教えていただきました。世界的に名が知れている企業だからこその責任のある環境で、自己のスキルを高めていきたいと強く思うようになりました。

iTLでの4年間はいかがでしたか。

非常に充実していました!
私は授業や課外活動などでiTLとの接点が多かったので、この環境のおかげで大きく成長することができたと確信しています。機会損失だけはしたくないと思い、先生方や事務の方とたくさん話をすることを心がけていました。そのご縁から紹介してもらったイベントやコミュニティもたくさんありました。自身がその気にさえなれば、iTLは自分の「やりたい」を満たしてくれる場所だと思っています。
高校3年時の学部選択でiTLを選んだ自分を褒めてあげたいですね!

受験生へのメッセージをお願いします。

iTLの最大の魅力は複数の興味の融合だと考えています。何か1つを極めるというよりは、様々なものを複合的に考えることでより現実社会にマッチした思考力を鍛えることができます。そのため、「自分が何をしたいかわからない」「自分が将来何になりたいかわからない」「様々なものに関心を持ちやすい」という人こそ、iTLでたくさんの学びがある人なのかなと思っています。
苦しい時期かとは思いますが、頑張ってください!応援しています!