国際情報学部

KDDI株式会社に内定

KDDI株式会社に内定! 華垣恭さん

iTLを進学先に選んだ理由を教えてください。

「法学」と「情報学」の文理融合的な学びができる点に魅力を感じたからです。私は、高校時代に文系という選択をとったものの理系分野にも興味関心がありました。受験校を探す中で、この国際情報学部であれば文理の隔てなく学際的な研究をすることができると感じ、そのような学びはこれからの社会においても役に立つに違いないと考え受験・進学しました。また、市ヶ谷にキャンパスがあり、都心へのアクセスが良いという立地面も魅力に感じました。

iTLの授業科目の中で最も印象深かった科目を教えてください。

情報分野では、「プログラミング基礎」の講義が最も印象に残っています。実際に自身のPCに環境を構築しプログラミングのいろはを学ぶといった内容なのですが、先生方が反転授業などを使って工夫して講義してくださるので初学者の私でも理解しやすかったです。
法律分野では、「AI・ロボット法」が印象深かったです。例えば自動運転中の車が事故を起こした場合その責任は誰が取るのか。それは適当なのか。このように、日々進歩する情報・技術の世界において今後どのようなルールが必要になるのか等について学びました。

ゼミでの研究テーマを教えてください。

卒業制作のテーマは「感性評価システムの汎用化」です。感性評価とは、人の感性を定量的に評価する試みです。3年次に映画ポスターを対象とした感性評価が可能なシステムを作成していたので、その研究を発展させて卒業制作としたいと考えています。具体的には、映画ポスター以外の対象物でも評価できるようにし、加えてその評価軸なども汎用化させようと考えています。

ゼミの中で自分が成長できたと思うところを教えてください。

主体性が養われました。ゼミでの研究は教科書に答えが載っているわけではなく、自分自身で仮説・推論・検証・考察といったプロセスを踏む必要があります。時に教授やゼミの仲間の意見に助けられることもありますが、やはり最終的には自分自身で判断する必要があります。そういった意味で、自ら考え主体的に行動するようになったと感じます。
また、優位性を意識するようになった点も自身の大きな成長だと考えます。論文を書く際には自身の研究と先行研究との違いはどこで、自身の研究のどの点が優れているのか、これを明確にしなければなりません。ゼミで論文の執筆を重ねたことで、自然と優位性を意識できるようになっていました。

アルバイトやインターンシップ、サークル等、正課外の活動について教えてください。

・インターン
内定先であるKDDI株式会社で長期インターンシップに参加しました。半年間週2〜3日、社員の方々と実務にあたるという経験は大変貴重なものでした。フロントSEとしての自身の適正やSEに求められる考え方を実際の商談などを通して肌で感じることができました。また、大学で学んだプログラミングの知識をもとに業務効率化システムを作成し、貢献することもできました。
・国際学会
3年生の3月に、ポルトガルで開催された「e-Society 2023」という国際学会に参加しました。ゼミに配属された当初からの個人研究テーマであった「映画ポスターの感性評価システム」について発表をしました。英語での発表は緊張しましたが、アメリカの大学の教授やギリシャの大学院生など国籍・年齢の様々な人と意見交換をすることができ貴重な時間でした。ここでいただいたアドバイスが卒業制作のヒントになったので、そういった意味でも大変有意義なものでした。

大学生活を経て、なぜその内定先に応募しようと思ったのか教えてください。

最初のきっかけは偶然でした。所属ゼミの教授に紹介され参加した研究会に、たまたま外部講師としてKDDIの「バーチャル渋谷」を担当されている方が登壇されていました。その方がとても楽しそうに、そして誇りを持って自身の事業を語られていたのが印象に残り、その姿に憧れたのがきっかけです。その後会社について詳しく調べていき、お客様を第一に考え、「おもしろい方の未来へ」というスローガンからもわかるように新しいことに次々挑戦する、そんな姿勢に共感し、自分も一員になりたいと考え応募を決意しました。

iTLでの4年間はいかがでしたか。

挑戦と成長、感謝の4年間でした。プログラミングの知識が全くない状態で大学生活が始まり不安はありましたが、恩師や学友との出会いが大きな支えとなり今日まで意欲的に学び続けることができました。特に所属ゼミの教授には大変お世話になりました。空き時間があれば教授の研究室を訪ねて授業の不明点や研究の方向性のアドバイスをもらっていたのですが、いつも新しい視点や考え方(そして面白い話)をいただけるので、気付いた時には研究が大好きになっていました。結果として国際学会での発表という経験を得ましたが、教授の存在がとても大きいと感じています。
4年間を通して新しいことへ挑戦することの楽しさと、最後までやり遂げることの重要性を学ぶことができました。

受験生へのメッセージをお願いします。

まずは受験勉強お疲れ様です。皆さんは今、人生の岐路に立っているかと思います。ここで何よりも大切なのは自分自身と向き合うことだと考えます。なぜその大学・学部なのか、自分はどんなことをしたいのか、そう自分自身に問いかけたうえでの決断には迷いが少ないと感じるからです。問いかけた上で、この国際情報学部を選んでいただけるのであれば同学部生として大変嬉しいです。素晴らしい先生方、たくさんの学友があなたを待っていると思います。皆さんが明るい未来への素敵な一歩が踏み出せるよう願っています。
残りの期間も体調には十分気をつけ、引き続き頑張ってください。