国際情報学部

文部科学省に内定

文部科学省に内定! 渡辺竜世さん

iTLを進学先に選んだ理由を教えてください。

英語力を伸ばしながら、情報化社会に求められる法律について学べると思ったからです。私は高校時代から公務員志望で、法律の知識は公務員試験で解くべき法律科目のみならず、実際に省庁の職員として働く上でも常に求められると考えていました。そこで、グローバル教養と同時にITに関わる法律を学べるiTLを受験しました。現在進行形で、サークルやゼミを通して様々なネイティブスピーカーと英語を実践的に使っているので、望み通りの学びができていると実感しています。

iTLの授業科目の中で最も印象深かった科目を教えてください。

1つは「情報戦略論」です。世の中にある様々なサービスの背景にあるビジネスモデルについて学ぶ授業です。今やマーケティングで必須となったSNSは、ビジネスモデル構築と切っても切り離せない存在です。一方で、そこでは「炎上」が起きることがあります。その仕組みを学べたことはITのルール作りをテーマの一つとするiTLならではだと思います。
もう1つは「ICTケーススタディ」です。自分の手を動かしながら情報セキュリティについて学ぶ授業です。実際に社会に実装されているクラウドサービスを使って自分のパソコンの中に、もう一つ仮想のパソコンを動かすことができたときはワクワクしました。大学に入ってから情報技術に触れた私にとって、チャレンジングな難易度でしたが、だからこそ毎回成長を実感できる授業でした。

ゼミでの研究テーマを教えてください。

「高等学校におけるICTを活用した英語の授業の実態とその分析」です。
EdTech(エドテック)と呼ばれる、教育(Education)とデジタル技術(Technology)の融合について学べるゼミに所属しており、常に最新の教育動向を追っています。2019年に文部科学省が開始した「GIGAスクール構想」という全国の児童・生徒に一人一台タブレット端末を普及させる施策を知ったことをきっかけに、教育現場の声を反映させた端末の導入のきっかけとなる研究をしたいと考えました。実際の高校の英語の授業を録画・分析し、その授業の教師と生徒それぞれにICT化された授業への意見と感想を聞き取りました。

ゼミの中で自分が成長できたと思うところを教えてください。

誰に対しても英語で自分の伝えたいことを伝えられるようになった事です。ミシガン州立大学の大学生との定期的な交流会、Googleをはじめとした米国企業の方との関わり、そしてシンガポール研修など、実践的な英語を話す様々な機会が得られました。EdTechについてのゼミなので、教育についての専門的な内容の話に花が咲くことが多いですが、ミシガン州立大学の学生とは、最近のミシガンの流行りや趣味の話など、よりフランクな話題などで会話を楽しんでいます。

アルバイトやインターンシップ、サークル等、正課外の活動について教えてください。

アルバイトは大学入学当初からフィットネスクラブの受付を続けてきました。様々な手続きをこなすことはもちろん、お客様が何を求めているか瞬時に判断して提供する瞬発力や応用力が身についたと思います。また、外国人のお客様からのお問い合わせには主に私が対応し、実践的な英語を使う機会も得られました。
サークルは2つ所属しています。
1つは国際交流サークルです。オンライン会議システムを使って、アメリカ・カナダの大学生と英語でのコミュニケーションを楽しんでいます。たくさんのネイティブスピーカーと友人となり、頻繁に連絡を取り合う海外の仲間ができました。
もう1つはAI研究会です。英語でAIの最新技術や社会動向について勉強会をしています。英語でAIに詳しい仲間や先生と議論することは、iTLだからこそできることだと思います。

大学生活を経て、なぜその内定先に応募しようと思ったのか教えてください。

学生時代を通して得たEdTechに関する学びを、できる限り多くの人々に対して生かせる仕事がしたいと思ったためです。文部科学省が開始したGIGAスクール構想で児童・生徒に一人一台タブレット端末が普及しました。私がこれまでの大学での学びを経て、最も重要視している事の一つは、そのような最新の現場の教育環境整備にはその後の継続的なサポートが欠かせないということです。国家公務員という立場から、私は日本の教育に何ができるのか、常に全国の児童・生徒にとって最適解となる学びを追求していきます。

iTLでの4年間はいかがでしたか。

自分の学びたいことを突き詰めることができた4年間でした。
2019年、私が大学一年の時に「GIGAスクール構想」が始まりましたが、その施策を知ったことがきっかけで「生徒はどのような学びを求めているのか」について研究をしたいという意思が芽生えました。その最初の思いを4年間持ち続けて研究できたので、いかに私は自由に学問を突き詰められる環境にいたかを実感しました。
iTLでは文系・理系出身の人がひとつ屋根の下で学ぶので、異なる背景を持つ仲間から常に新しい発見をする毎日でした。

受験生へのメッセージをお願いします。

大学受験を乗り越えた先には、また新しい生活が待っています。せっかく自分の思うように過ごせる大学4年間は、ぜひとも楽しく学べる環境で過ごしてほしいと思います。このiTLなら様々な仲間とともに、将来役立つ経験が得られるはずです。また法律、IT、グローバル教養の様々な分野の先生のもと、自分の専門性をじっくり考えることができる点も魅力だと思います。ぜひ、iTLに来てください!