国際情報学部

中央大学大学院国際情報研究科に合格

中央大学大学院国際情報研究科に合格! 西あやのさん

iTLを進学先に選んだ理由を教えてください。

電車の広告で、iTLが開設されることを知りました。新しい学部でITに関する最先端の勉強をしたいと考えたため、iTLを選びました。文系、理系どちらも勉強できるカリキュラムも魅力的でした。新学部に入学することは勇気が要りましたが、新しい物事にチャレンジすることが好きだったので選びました。

iTLの授業科目の中で最も印象深かった科目を教えてください。

情報分野では、「SNSとコミュニケーション」の授業が印象に残りました。SNSの構造や社会的影響について学べるのがとても興味深く、面白かったです。
法律分野では、「AI•ロボット法」の授業が印象に残りました。AIやロボットと人が共生するためにはどのような法整備が必要なのか、どのようなことが問題となっているのか、情報技術と法律の行く先を考えていくことは、将来の私たちの生活に非常に重要となってくると思いました。

ゼミでの研究テーマを教えてください。

「自動運転車による事故の責任の所在と被害者救済の在り方」をテーマにしています。
自動運転車による事故は、既存の日本の不法行為制度や損害賠償制度では被害者救済が難しくなること、または不公正になることが予想されています。論文では、自動運転や自動車事故時の現行法について簡潔にまとめ、被害者救済の難しさや不公平を防ぐ手段として、自動運転車に法人格を付与し、その〈自動運転車法人〉が賠償責任を負う制度を提案します。これにより、既存の不法行為法の賠償制度やその微調整だけでは実現が難しいと思われた被害者の救済の迅速化、および製造業者に対してのみ責任を過剰に負担させる不公正さを防ぐことにもつなげることが可能となると考えています。

ゼミの中で自分が成長できたと思うところを教えてください。

ゼミでは、学生各々が選択したテーマに沿って発表をし、先生を含む全員でそれについて議論する授業が中心でした。ゼミの中では、先生から出されるテーマについて全員が感想や意見を述べる機会が与えられたので、ゼミの仲間や先生からのいろいろな考え方や質問を聞いて、より知識が深まったと思います。また、発表をすることが多かったため、プレゼンテーションやわかりやすく資料をまとめる能力も身につきました。

アルバイトやインターンシップ、サークル等、正課外の活動について教えてください。

塾講師のアルバイトをしていました。高校3年生の現代文の授業を担当することが多かったです。現代文では、近年の頻出分野としてIT系の分野が取り上げられています。また、2025年度の大学入学共通テストから出題される「情報」の科目も教える機会がありました 。それらを、iTLで学んだ様々な知識や教養をもとに受験生に教えることができました。

大学生活を経て、なぜその進学予定先を受験しようと思ったのか教えてください。

大学2年生の前期に、自動運転車による事故の責任の所在に興味を持ちました。そして、ゼミでその分野の学修を進めるうちに、大学院でさらに学習・研究を深めたいと考えたため、国際情報研究科への進学を希望しました。国際情報研究科は社会人向けの入試もあります。社会人として活躍されている方々と一緒に勉強し議論することで、今の研究テーマの内容をより充実させられると思っています。
大学院では、自動運転車と法人格について研究されている先生の研究室で、自動運転車と法人格に関連した様々な法制度や社会の仕組みなどをより専門的に学ぶことで、学部で執筆する「卒業論文」で研究したことに加えて、さらに深く詳細な事例を研究発表したいです。
大学院卒業後は研究を活かすことのできる企業もしくは公務員として働き、将来誰もが安心してAIや自動運転車を利活用できるような社会の法整備に貢献したいと考えています。

iTLでの4年間はいかがでしたか。

大学の先生方の授業だけではなく、様々な企業や官公庁の方々による特別講義や講演を聴く機会が多くありました。それらの機会は、将来の進路を考える上でとても役に立ちましたし、企業や官公庁から見るITへの視点もとても興味深かったです。さらに、サークルや会社、プロジェクトなどの様々な事業を立ち上げているiTLの仲間や友人たちを近くで見たり、手伝わせてもらったりしたのは、良い経験となりました。

受験生へのメッセージをお願いします。

iTLでは、情報に関する様々な知識を文理問わず学ぶことができます。また、研究もプログラミングから法律、国際文化まで、幅広い分野から選択することができます。キャンパスはとても綺麗で勉強がしやすい環境が整っています。iTLの開設から4年間でサークルやプロジェクト活動も増えてきました。これから入学する皆さんが新しくサークルを創設することも、もちろん大歓迎です。さらに、受験科目は「国語(現代文)」と「英語」のみに科目が絞られているため、受験しやすく、オススメです。ぜひ、iTLで最先端の学びを得ながら、充実した大学生活を送ってほしいです!皆さんの入学を心待ちにしています。