国際情報学部
みずほ証券株式会社に内定
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iTLを進学先に選んだ理由を教えてください。
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高校生の時に、SNS上の誹謗中傷やフェイクニュースの問題が話題になっており、自分も普段から利用しているSNSの問題の法的責任に興味を持ったことがきっかけです。iTLでは情報と法律という二つの要素をバランスよく学ぶことができる環境が整っており、私も実際にゼミでフェイクニュースの法的問題について研究しています。 また、未だ明確な対策が確立されていない問題に対して挑戦することができるのも、iTLの大きな魅力の一つだと感じています。
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iTLの授業科目の中で最も印象深かった科目を教えてください。
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法律分野では、「情報通信法」の授業科目が最も印象に残っています。プロバイダ責任制限法や著作権に関する問題など、情報分野に関する法律を非常に幅広く学ぶことができました。情報という形が無いものに対して、今後どのような法制度を定めていくべきかをあらためて考える機会になったと感じています。また、プラットフォーム企業に関する法制度も学ぶことができ、ゼミでの研究の参考にしています。
情報分野では、「プロジェクトマネジメント」の科目が最も印象深かったです。ソフトウェア開発のプロジェクトだけでなく、日常生活の行動を一種のプロジェクトと見なし、それらを他の学生と分析、議論する機会もありました。プロジェクトを成功に導くための知識は、どのような企業や組織に属していても求められるものであるため、大学を卒業して社会に出てからも非常に役立つ、極めて実用的な科目の一つだと考えています。 -
ゼミでの研究テーマを教えてください。
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プラットフォーム上のフェイクニュースに対する法規制のあり方について研究しています。現在、この問題は、特定の法制度や事業者の取り組みのみでは解決が困難な状況です。特に、政治面におけるフェイクニュースは、選挙などの公正さを脅かし、民主主義を揺るがす可能性すらあります。そこで、既存の法制度のみでは対応が出来ないフェイクニュースの対策として、直接的な規制を導入や、既存の法制度の改正等を論点にしつつ、共同規制の導入について検討しています。
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ゼミの中で自分が成長できたと思うところを教えてください。
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「他者に物事をわかりやすく説明する力」です。ゼミの活動は、単に論文を調べて文章を書くだけではありません。同じゼミ内で他の学生と議論をすることは勿論、全く異なる分野のゼミ生に向けて自分の研究テーマを発表する機会もありました。初めて研究内容を聞く人でも理解してもらうことを意識しつつ、発表資料や質問に対する回答を準備していました。こういった経験は、就職活動やアルバイトでも活用できる場面が多くあったと強く実感しています。
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アルバイトやインターンシップ、サークル等、正課外の活動について教えてください。
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スーパーマーケットのアルバイトで、新人教育を担当したことです。着任当時、新人アルバイトの精算作業のミスが多発しており、既存のマニュアルのわかりにくさがミスの原因であると推測しました。精算作業で間違えやすい内容を他のアルバイトと考えながらメモにまとめて共有し、新人教育で用いました。結果、頻発していたミスを大きく減らし、「任された仕事の中で課題を発見し、周りの人々と共有しながら必ずやり切ることの重要性」を学びました。
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大学生活を経て、なぜその内定先に応募しようと思ったのか教えてください。
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私は、アルバイトやボランティアの経験を踏まえて、「他者の課題を解決すること」と「強い責任感が求められる仕事」にやりがいを感じたため、金融業界にエントリーしました。その中でも特に、グループ内の銀信証の強力な連携を活かして、より多くのお客さまに多様なソリューションを提供し続けている「みずほ証券」が、最も自分の強みや経験を活かすことができると考え、エントリーしました。 また、金融業界では法制度の知識と遵守が強く求められるため、iTLで学んだ消費者保護法などの知識もきっと活用できると強く感じています。
将来的には、リテール・事業法人部門で、あらゆるお客さまの課題やニーズに対して、最適な提案ができるようになりたいです。 日々目まぐるしく変化し続けるマーケットに柔軟に対応し、お客さまの課題を解決するためには、様々な知識が必要だと考えています。そこで、iTLで学んだ法遵守の必要性やグローバル教養等の幅広い知識を活かして、一人ひとりのお客さまに深く寄り添い続ける人材を目指したいです。 -
受験生へのメッセージをお願いします。
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情報技術は、今やあらゆる分野で導入され、我々の生活と切っても切り離せないものになりました。ここで学ぶことができる情報技術とそれらに関する法律の知識は、今後どのような業界に入ったとしても役立つと思います。iTLでは、非常に幅広く研究テーマを設定して学ぶことができます。今はまだ漠然としたイメージしか思い浮かばなかったとしても、受験生の皆さんが興味を持つことができるテーマがきっと見つかるはずです。