国際情報学部
アクセンチュア株式会社に内定
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iTLを進学先に選んだ理由を教えてください。
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柔軟な思考力を培いたかったからです。文理融合型の学際的なiTLでなら、それがかなうと考えました。また、今の社会で必要とされている情報技術に関する知識を学べることに魅力を感じ、iTLに入学を決めました。
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iTLの授業科目の中で最も印象深かった科目を教えてください。
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「データベース論」と「法情報学」です。
「データベース論」は、実際にSQL(サーバに対してほしいデータを問い合わせるプログラミング言語)を使って演習を行う講義で、情報系の資格試験の一つである「基本情報技術者試験」のデータベース分野の理解も深まり、クラウドサービスを提供するベンチャー企業でのインターンシップで業務に活かすことができました。
「法情報学」は、法を「情報」そのものとして捉える学問である法情報学の概念について学んだあとに、法令・立法資料・判例・二次資料のリサーチを行う講義です。特に印象深かったのが中間課題で、学校教育法の一部を改正する法律の条文と説明資料を完成させるというものでしたが、それまではどこか縁遠く感じていた法律の条文案を何とか組み上げるようになれたことに驚きを感じました。 -
ゼミでの研究テーマを教えてください。
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「プログラミング教育とメタ認知」をテーマとし、学業成績において重要な要素である学習持続性に着目して、学業成績につながるプログラミングでの学習方略を明らかにしたいと考えています。そのため、大学生を対象にプログラミング学習においてメタ認知方略が使われているのか、使われている場合にはメタ認知方略が学習持続に影響しているのかをデータとして示したいと考えています。
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ゼミの中で自分が成長できたと思うところを教えてください。
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3つの能力を高めることができ、成長を実感することができました。
1つ目は、ネットワークに関する技術の知識やノウハウです。座学で基礎的なネットワークに関する知識を身につけたあと、復習として実際に自身のパソコンでDNSサーバやDHCPを立ち上げて自身の手でネットワーク構築を行い、実務で役立つ知識・スキルを身につけることができました。
2つ目は、最新技術をテーマに適切なアウトプットを提案するグループディスカッションの仕方やプレゼンテーションの仕方です。Web3やブロックチェーン、NFTなど昨今注目を集めている技術に関する定義や是非、それらの技術を使ったサービス提案について、ディスカッション・プレゼンテーションを限られた時間内で行いました。その後フィードバックを受けて、自分たちの技術や話し合い方に関する認識をアップデートしたり、自分たちの意見と社会の見解とを比較したりすることによって知見を深めることができました。
3つ目は、プロジェクトマネージメント能力です。学内のWi-Fi調査やドローンレース等の様々なプロジェクト・企画を実現させるために、テーマに合わせた成果物を自分たちで決めて仕事を分担し、期限内に提出する一連の流れを体得することができました。 -
大学生活を経て、なぜその内定先に応募しようと思ったのか教えてください。
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ITをビジネスに落とし込む力を身につけることができると考えたからです。開発からリリースに携わることで自分自身が技術力を身につけたうえで、コンサルタントとしてクライアントの要望・問題をシステムに落とし込み、業務・経営課題の改善に携わることができる点に魅力を感じました。
会社説明会や座談会、面談や懇談会等のイベントを経て、先輩方のご経験をお伺いする中で、コンサルタントは2通りの道があるように思いました。1つ目は、技術の専門性を極めてスペシャリストとして、特定の技術やソフトウェアに特化して知識・ノウハウを身につけていく道。2つ目は、コミュニケーション能力や論理的思考力等のコンサルタントとして求められるソフトパワーを極めてジェネラリストとして、業界・技術分野を問わず、どんなプロジェクトであっても携わる能力を身につけていく道。様々なプロジェクトに参画していく中で、私にとって納得のいく働き方とキャリアを見つけて、実現性・継続性のあるビジネス創出に尽力していきたいと思います。 -
iTLでの4年間はいかがでしたか。
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私はiTLで自分が持つ考え方・価値観の土台を築き上げることができました。情報学・法学に関する知識や教養はもちろんのこと、友人・恋人・家族等の人との向き合い方、人と協働するときに必要な要素・ノウハウ、技術を社会に役立てることの意義等、1人の大人としてこれからの時代を生きていくために必要な素養を養うことができたように思います。
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受験生へのメッセージをお願いします。
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手を抜かないでください。一度手を抜くことを覚えてしまうと、頑張ることが馬鹿馬鹿しく感じ、本当に自分のやりたいことが見えづらくなってしまいます。仮にやりたいことが明確だったとしても、そこにたどりつくために必要な準備を十分にできなくなってしまい、本来の力を発揮できないかもしれません。まずは自身の持つありったけの力で目の前のことにぶつかっていきましょう。自ずと自身の望む結果がついてくるはずです。