国際情報学部

株式会社NTTドコモに内定

株式会社NTTドコモに内定! 下田泰誠さん

iTLを進学先に選んだ理由を教えてください。

私は中央大学の附属校に通っていたため、大学選びではなく、中央大学の学部選びに向けた情報収集に注力していました。周囲には、中央大学と言えば法学部、という雰囲気もありましたが、法律を学んでその先に自分がどうなりたいのかが判然とせず、学部を選びきれない状況でした。そんな中、新しく開設されるiTLの教授の「AI・ロボット法」という模擬授業を高校で受ける機会がありました。そのときに、iTLではAIやIoTといった情報技術だけでなく、まだ決まっていない10年先の未来を見据えた法律を学べるカリキュラムが魅力的に映りました。文系でありながらも、「情報」と「法律」の2つの専門分野を学べる唯一の学部であることが一番の決め手です。

iTLの授業科目の中で最も印象深かった科目を教えてください。

「競争法(情報競争法)」では、データの不当な収集や囲い込みについて国内外の事例をもとに理解を深めました。私たちの生活に密接に関わっているデジタルプラットフォーム企業は、順風満帆のように見えていましたが、法律の観点からみると世界各国・地域の競争法に苦しんでいるという新たな発見がありました。普段自分がスマートフォンの中で利用しているアプリ・サービスの裏側が知れたようで、興味深く授業を受けることができました。

ゼミでの研究テーマを教えてください。

私の所属ゼミでは、AI・DX・スマートシティ等を主に取り扱っていますが、私はスマートモビリティに焦点を絞り、「スマートシティを構築するためのスマートモビリティ戦略と街づくりの進化」をテーマにしました。高度な情報通信技術を使い、交通手段に付加価値を与え、移動を単なる移動ではなく、便利で快適な、そして安心・安全な移動へと進化させていくことを目指すスマートモビリティ。既に走り出している様々な事例を調べ、スマートシティを構築するためのスマートモビリティ戦略や事業機会、そして街づくりにおける官・民の役割やモビリティ事業の方向性を考察しています。

ゼミの中で自分が成長できたと思うところを教えてください。

身についたと思うことのひとつに「積極的に情報を取りに行く現場力」が挙げられます。スマートシティの研究を進める中で、地方自治という専門外の知識が必要だったため、研究に関連する複数の自治体(徳島県美波町や兵庫県加古川市)に直接ヒアリングを行いました。各自治体や発行している資料等、各種文献は事前に精読していましたが、実際に事業に携わる方々の苦労や紆余曲折、資料には表れてこない経緯をお伺いすることで、研究への視点がより多角的になり、成果物としての論文や学会発表にもより深みが出たと感じました。 その他にも、ゼミでは、官公庁や民間企業が開催するカンファレンス等を傍聴する機会、民間企業の役員の方々とディスカッションする機会、専門知識の習得に留まらない貴重な体験の連続だったと振り返ります。

学会発表

ゼミポスター

 

アルバイトやインターンシップ、サークル等、正課外の活動について教えてください。

テーマパークで商品販売のアルバイトに就き、従業員の教育や業務効率の向上を目指した施策を実行しています。そこでは、「接客の質のバラつき」を課題として見出し、その課題解決に向けて、まずは、「商品知識の統一化」「従業員同士の繋がりの拡大」に取り組みました。その取り組みが功を奏し、商品知識を元にお客様とコミュニケーションをとる従業員や、チームでお客様の要望に対応することが増やすことができました。この結果、業務効率が向上しただけでなく、チーム内の良い雰囲気の醸成にも繋がったと自負しています。

大学生活を経て、なぜその内定先に応募しようと思ったのか教えてください。

iTLでITがどのように私たちの生活に活用されているのかを学んでいくことで、「テクノロジーに関わり人と技術を繋げられること」を就職活動の軸にしていました。IT業界を広く見ていく中で、NTTドコモには、「幅広い事業領域に対応できる技術力」があると感じたからです。その「技術力」によってインフラを支えていくことで実現できる「社会的インパクト」、NTTドコモが目指す「Smart World」に自分も貢献したいと思うようになりました。

受験生へのメッセージをお願いします。

大学・学部選びでは、偏差値などの相対的な評価もひとつの基準になると思いますが、自分が何になりたいのか、どうしたいのか、何を学びたいのかを最優先して大学を選んでほしいです。私は、高校生当時少し興味があった情報分野や法律分野をiTLで学ぶことができて本当に良かったと思っています。受験勉強も大変だと思いますが、今の自分自身の興味・関心についても目を向ける時間を作ってみてはどうでしょうか。