国際情報学部_iTL_の松崎ゼミでは情報セキュリティ等をテーマとした研究をしています。
松崎ゼミの学生が2025年度インターネットアーキテクチャ研究会で発表を行い、学生研究奨励賞を受賞しました。
タイトル:未知の攻撃に対する2段階分類侵入検知モデルの汎用性検証
発表者:宮澤昌子(国際情報学部4年)
概要:私たちの生活に欠かせないインターネットですが、そこでは日々新しい手口のサイバー攻撃(未知の攻撃)が生まれており、それらを素早く見つけ出して防ぐ「侵入検知システム」の重要性が高まっています 。以前の研究で、ネットワークの通信をまず「未知の攻撃」と「それ以外」に分け、次に「それ以外」の中から「すでに知られている攻撃」を特定するという「2段階」で攻撃を検知する新しいシステムが提案されました 。本研究の目的は、ある特定の通信環境向けに作られたこのシステムが、一般的な企業のネットワークといった「全く別の環境」でも通用するのか(汎用性があるか)を検証することです 。
検証の結果、このシステムは別のネットワーク環境でも応用できる可能性があることが確認できました 。一方で、システム全体がより正しく機能するためには、最初の段階である「未知の攻撃を確実に見つけ出す」能力が非常に重要であり、そこにはまだ改善の余地があるという課題も浮き彫りになりました 。また、判断材料となるデータを追加すると、未知の攻撃は見つけやすくなるものの、すでに知られている攻撃の分類が難しくなる場合があるという「トレードオフ」の関係も発見しました 。本研究で得られた知見は、今後どのような環境でも未知のサイバー攻撃を素早く正確に検知できる、より強力で汎用的なセキュリティシステムの開発に貢献するものです 。
国際情報学部では、2年次後期からゼミ(科目名:「国際情報演習」)が始まります。
各ゼミでは各分野のそれぞれ切り口から情報社会の諸課題に対する解決策を導く研究を行います。
iTLでは引き続き、講義で得られる「理論」とゼミでの「実践」により、より良い情報社会の構築に貢献できる人材の育成を目指してまいります。