国際情報学部

国際情報学部の学生がNICT SecHack365で優秀修了生に選ばれ、インターネットアーキテクチャ研究会で学生研究奨励賞を受賞しました

NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)主催のSecHack365とは”SECURITY + HACKATHON 365 DAYS”を意味する名称で、25歳以下を対象に次世代のセキュリティイノベーターを育成する長期ハッカソンプログラムです。
※ハッカソンとは、ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を掛け合わせて造られた造語で、ITエンジニアやデザイナーが集まり特定のテーマに基づいてチームまたは個人でアプリやサービスを開発し、その成果を競うイベントです。

本プログラムにおいて、国際情報学部3年の宮澤昌子さんがSecHack365 2024で優秀修了生に選ばれ成果発表を行いました。
タイトル:MQTTブローカーを狙う未知の攻撃を封じる2段階分類侵入検知モデル

 

また同学生は電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会でも発表を行い、学生奨励賞を受賞しました。学生奨励賞は内容が優秀で今後の発展が期待できるものに対して贈られるものです。

発表者:宮澤昌子(国際情報学部3年)
タイトル:未知の攻撃に対するMQTTブローカーの2段階分類侵入検知モデル
概要:MQTTブローカーを対象として未知の攻撃も検知可能な2段階分類侵入検知モデルを提案した。第1段階では教師なし学習による1クラス分類器を用いて未知の攻撃を検知し、第2段階では教師あり学習によるマルチクラス分類器を用いて第1段階で既知の通信として判定された通信のうちから正常な通信と既知の攻撃を識別。この仕組みにより正常な通信と既知の攻撃を識別可能かつ、学習データに含まれない未知の攻撃も検知可能であることを実験的に明らかにした。

iTLでは、国際社会が抱える情報の諸課題を多角的に分析・解明した上で、その問題の解決策を論理的に構築し、国際社会に受容される情報サービス・政策を実現できる人材を養成することを目指しています。

学生の皆さんには、講義やゼミで習得した知識・スキルを様々な場でアウトプットすることを期待しています。