平野の専門分野は、インターネットの法学研究(サイバー法)、製造物責任法・不法行為法、及びアメリカ法等です。平野は近年、AI・ロボット法の研究を中心に活動し、日本政府によるAIのルール作り(総務省「AI開発ガイドライン」「AI利活用ガイドライン」及び「AI事業者ガイドライン」)や、国際機関である経済協力開発機構のAIルール作り(「OECD AI原則」)にも貢献してきました。
この度、平野は、内閣府で始まった「AI制度研究会」の構成員に指名され、総理大臣官邸に於いて開催されたその第一回会合に参加。 その上で、同会合に出席した岸田首相、高市内閣特命担当大臣(科学技術政策等)、及び松本総務大臣等に対して、日本で普及が進んでいるAIの利活用が、現行の実定法を遵守していること、及び、ガイドライン等をコンプライアンスしていること等を検証すべきである、との意見を述べました。
参考: ANNニュース 「『AI制度研究会』初会合 岸田総理、法規制の検討要請」(8月2日) (最終閲覧日2024年8月2日);
首相官邸 「AI戦略会議・AI制度研究会合同会議」(最終閲覧日2024年8月2日).
なお、同研究会はこの後も定期的に開催されて、AIを規制する制定法の要否も含む検討の議論を重ねていく予定です。