国際情報学部

国際情報学部の法律系・ITセキュリティ系ゼミが、株式会社NTTドコモ本社を訪問し、法務部員及び他部門の若手社員の皆さまと懇談しました

2023年12月26日に、国際情報学部の法律系ゼミ(石井夏生利ゼミ、岩隈道洋ゼミ、小向太郎ゼミ、中島美香ゼミ、中村真利子ゼミ、及び平野晋ゼミ) と、情報セキュリティ系ゼミ(松崎和賢ゼミ) の学生と教員が、

(1)NTTドコモ本社docomo Future Station見学、
(2)同社のプライバシー保護政策のレクチャー、及び
(3)同社法務部の業務説明と他部門を含む若手社員との懇談

の機会をいただきました。

この訪問会は、学部長・平野教授が嘗て同社法務室長を務めていたこと、及び、現法務部長である桑原俊弘氏(中央大学附属高校及び本学法学部法律学科卒、ニューヨーク州弁護士)が平野と共に本学OBであることもご縁となって、今回、桑原氏のご厚意により実現できました。

(1) NTTドコモ本社docomo Future Station見学
NTTドコモ本社では、先ず桑原氏と法務部員の方にお出迎えいただき、docomo Future Stationに移動。VRを用いたメタバースによる観光地案内を体験したり、他人の手の感触を自分も実感できたりする新技術の「Feel Tech」(TVコマーシャルで紹介中)も実体験させていただきました。
(※docomo Future Stationは、5Gを用いた映像伝送、VR、MRのコンテンツの体験や更なる先進技術である6Gが創る世界観を体験することができるショールームです。)  

(2) NTTドコモ・プライバシー保護政策レクチャー
ショールーム見学会の前後では、法務部員から、先進的でEUに近い高レベルのお客様データ保護・管理政策、いわゆるデータガバナンスについても、丁寧にご講義いただきました。同社では、国際情報学部が設立されるよりも前から、現在iTL専任教員である石井教授や中島准教授等の協力に基づいて、データガバナンスを実施しています。今般、その仕組みの詳細や、実定法上の要求を超えたお客様視点を基準としたお客様データ保護策の実践的内容に至るまで、詳細にご説明いただけました。

(3) NTTドコモ法務部の業務説明と、他部門を含む若手社員との懇談
その後、大会議室に移動して、桑原氏と、やはり平野教授の部下であった内海幸雄法務担当部長から、同社法務部の組織や業務の概要について、事前にお願いしていた沢山の質問事項へのご回答を交えながら、丁寧なプレゼンテーションもいただきました。これに続き、平野教授からは、国際情報学部と国際情報研究科(大学院修士課程) のプレゼンテーションを差し上げました。特に今年度開校した後者では、就労を続けながら修士号取得を目指している社会人学生が全体学生数の半数を占めるので、NTTドコモの皆さまにも是非就学して欲しい、とアピールも致しました。
 

懇談会の後半では、参加学生達がグループに分かれた後、各グループに若手法務部員と他部門の方々に着座いただき、座談会形式にて懇談会を実施。NTTドコモの若手社員の皆さまからは、国際情報学部における「情報の仕組み」と「情報の法学」という学びの内容やゼミにおける研究内容等についての質問があり、参加学生側からは法務部員や他部門の先輩方の具体的な仕事内容や日々の過ごし方等が質問され、若手社員の皆様からひとつひとつ丁寧に答えていただきました。

国際情報学部の学びと学生たちの関心は、「情報の仕組み」と「情報の法学」との双方にあり、かつNTTドコモの業務もその双方の知見が深く関連していることから、今回の訪問会を通じて参加学生達の勉学の意欲と詳細のキャリア進路を考える上で非常に有意義な機会となりました。